2009年6月30日火曜日

SILKYPIX JPEG Photography 3.0

購入したのでメモ。

元データがJPEGしかないのでこれにした。
機能的にも十分だしね。

2009年6月24日水曜日

二重像を見やすく-Zorki-4K-

レンジファインダーの二重像が若干薄く見えづらかったので、昼休みにフィルムの端を写真の通りはめ込んで見た。

随分と見えやすくなるものである。

2009年6月23日火曜日

雨雲、白雲、青空と学校

現場に行ったついでに撮る。
空と向こう側の山に垂れ込める雲はそれなりの雰囲気で撮影出来たと思う。
残念なのは、手前の交通安全の黄色の旗が濃く、校舎の白く光って見えた記憶がある。写真ではそれが分からないな。

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2009年6月18日木曜日

シングルストローク-Zorki-4K-

昨日、Zorki-4Kの組み上げをやりなおし、巻き上げレバーのギアの噛み合わせ等を試行錯誤の上修正。
シングルストロークが復帰。

本当はコツとか目安を書いておくべきだろうが、なんか適当なことをしながら4度目の組み上げで成功したので、あまり良く分かっていない。(なので、参考になるような情報がなくてゴメン!)

ところで、僕は個人的にこのZorki-4KはライカのM型(初期)に似ていると思うんだけど、僕の感性が鈍いからだろうか。

2009年6月16日火曜日

真面目に写真撮れ

最近、写真のアップがないが写真を撮っていないわけではない。ここに掲載するような写真ではないが、ちゃんと毎朝定点観察の為の写真は撮っている。

Zorki(b、4K)で撮影したフィルムはあるにはあるが、まだDPEに出していない。ひとえに経済的な事情だ(苦笑)。
なので、金のかからないハードウエア(カメラ本体)を弄っている。

そのハードウエア関係も
  • Zorki(b)は、リボンの長さの再調整。
  • Zorki-4Kは、シングルストロークへの復帰。
という二つの課題を残している。
リボンの長さの調整については、短い方のリボンの品質が他の一方と異なるので、これを現有のリボンと交換の上、長さを合わせることにする。
そうしないと「延び」「厚み」で1mmの調整はムリだと思う。

シングルストロークへの復帰については、トップカバーをハズした状態で十分にギアの噛み合わせを検証、練習の上、再チャレンジだな。
そうそう、どうせ軍艦部を開けるのだから縦ズレを再度チェックしておいた方がいいよね。

僕は、Zorkiについて、写真を楽しむというよりも完全にハードウエアの分解で楽しんでいるな。
なんの為のカメラなのか。カメラって分解する為の道具じゃないよね。

このところ体調がよろしくなく、集中して作業することができなさそうなので作業に取りかかっていないが、面倒でやっていないわけではないことを申し添える。

2009年6月15日月曜日

良いカメラかも-Zorki-4-

僕の持っているのはZorki-4Kだけど、Zorki-4って凄く良いカメラのような気がしてきた。

Zorki-4とZorki-4Kの機構的違いって、フィルム巻き上げが「ノブ」か「レバー」の違いだと思うんだけど「ノブ」式を採用しているZorki-4ってのは構造がシンプル(故障が少ない、メンテナンスが楽)ってことで良いカメラなんじゃないかとZorki-4kを弄っていて思うようになった。

持っていないから「隣の芝が青く見える」のかもしれなけどな。


うらやましがってないでZorki-4Kをさっさと組み上げないと!

2009年6月13日土曜日

縦ずれ調整-Zorki-4K-

Zorki-4Kの縦の二重像合焦調整を試みる。調整ネジが軍艦部内部にあるため、軍艦部分を外さなければならない。
事前にWebで調査したところ、巻き上げレバーを外した瞬間にゼンマイがほどけて組み立てが大変だったという情報がある。特にこの点についての観察に注意しつつやってみた。


前面部

軍艦部が取り外せれば作業ができるので、最低限のネジを外せば良い。
前面部は左矢印の2カ所。

同じサイズのネジのように見えても違うこともあるらしいので、前回のZorki(b)の分解と同様に薬袋を折って作り、ネジの場所をメモしながら作業を続ける。



背面部及びシャッター速度設定ダイアル

背面部は矢印の一カ所。
シャッター速度設定ダイアルのBに小さなイモネジがある。また、このネジの裏側にも同様のイモネジがあるのでこれを外す。
なお、シャッター速度設定ダイアルはねじ込まれておらず、このイモネジ2本で固定されているので、イモネジを外して引っ張り上げるだけでシャッター速度設定ダイアルは外れる。
ただし、外す時に設定されている速度をメモして置いた方が組上げの時に楽だと思う。僕はウッカリ失念したので、手探りで取り付け位置(シャッター速度)を探すことになる。



巻き上げレバー回り

左のネジをそれぞれ外す。


フィルムカウンター中央のネジ(上記上側の矢印のネジ)を外すとフィムカウンター盤の裏側に写真の通りテンションバネがある。
これは置いてあるだけなので、気にせず取り外せる。


上記のテンションバネを外すといよいよ巻き上げレーバーのかに目ネジがでてくる。(ちなみにこのかに目には既にキズがついていたので、過去に誰かが開けたことが想像される。)

シャッターチャージをしてレバーが動かないようにしておく。
僕はカニ目レンチを持っていないんで、鋼板用コンパス(ディバイダー)を使って開けた。
カニ目ネジと書いたが、ネジじゃなかった。ただ、のっかているだけ。


上記のカニ目挟んでリングを外すと三つのネジが見える。このネジを外し巻き上げレバーを外すのだが、その前に噂の注意事項である巻き上げレバーのゼンマイ仕掛けを隙間から覗いておく。

あまり、キツキツに巻かれていないようだ。フィルムを巻き上げた後にレバーが自然に戻る程度のテンションがかかれば良いような感じ。
シャッターチャージ、空シャッターを数回試しテンションを体感しておく。


巻き上げレバーの三つのネジを外すと噂通りゼンマイがするすると巻き戻っていった。
巻き上げレバーが外れれば、軍艦は簡単に外れる。

ゼンマイはボビン?で固定され、もう一方の末端は写真○の部分の切り込みで固定される。
ボビンは簡単に外れるので、僕はこの写真を撮っていなかったら元に戻せなかったかもしれない(妙な切り込みがあるのでなんとなく分かるけど、確証ないものね)


ピンク矢印は横像の調整ネジ(もっともこれは軍艦を外さなくてもできる)。

問題の縦像調整ネジは赤矢印の二本のネジだ。動かないようにラッカー?で固定されているようだ。


今日は雨で無限遠の調整は無理なので、ここまでの作業で中止しておく。
天候が回復次第調整してみたいと思う。その後、組み上げ作業だな。無事に組み上げられるか...恐い(汗)

--組み上げについての追記(2009/06/16)
縦ズレ、横ズレを修正したのでいよいよ組み上げ作業になるのだが、先にも書いたように組み上げは結構大変である。

左はトッププレートをかぶせないで、組み込み全般とゼンマイの巻き加減、ギアのかみ合わせについて練習した様子。

ゼンマイの仕掛けてあるボビンには3つのネジ穴の他に小さな穴(a)が空いている。この穴に「針」を差し込み、ゼンマイが解放されないように固定しながらトップカバーをかぶせ、3つのネジで留めて行く作業になるのだが、この作業で両手をシッカリ使うので写真が撮れなかった。

また、ゼンマイの仕掛けてあるボビンの下にはギアがあり、巻き上げレバーの回転をガバナーへ伝導させるギアがある。これの二つのギアのかみ合わせの調整が難しい。十分に先の方法で練習することをお薦めする。
このかみ合わせの調整が取れないとダブルストロークな巻き上げになってしまう。

針をゼンマイ仕掛けのボビンの穴(a)に刺して、下部のギアの歯に差し込むようにしてプライヤーで固定させ、針の上部から巻き上げレバー、3つのネジ穴の 空いたパーツの(a)を通す。別のプライヤーで針の上部を挟みつつ(固定したギアの歯からずれないように注意して)下のプライヤーを抜き去るなんて両手の プライヤーを駆使して巻き上げレバー部を組む。

ということで、自分のZorki-4Kはダブルストロークな巻き上げになってしまった。ダブルストロークになっても特段不都合はないように思うかもしれないが、フィルムカウンターが2こ進むことになる。
やり方は分かったのでいずれ再度調整しようと思う。

2009年6月12日金曜日

早く直してあげたい

リボンの長さに疑問のあるZorki(b)。再修正するのが面倒くさいと思っていたのだが、どういうワケか今装填しているフィルムを撮りきり直したい気分で一杯。

装填しているフィルムの撮影枚数をメモして巻き上げ切り再度使う手もなくはないが、シャッター幕にピンホールや傷がないか、僕の組み上げがへたくそでフィルム圧板に傷をつけてフィルムに問題が出ていないかなどリボンの再修正の際に知りたい情報もたくさんある。

なんとなくやる気になっているのは前回の分解、再組み上げで妙な自信がついたののと僕自身の体調が良いせいもあるだろうな。(前回の分解時に傷をつけたところがあって、そこの化粧直しもしたいのだが、色あわせが難しいかもだな)


あと、Zorki-4Kの二重像の縦ズレも調整したい。
これは巻き上げレバーのバネ仕掛けが難しいらしいが...二重像の調整などという頻度の高い調整はもっと手軽に出来た方が良いよね。
技術的にどういう感じなのか現在調査中なんだけど「壊すつもり」でやるしかない(苦笑)。

2009年6月10日水曜日

ワクワクしねぇなぁ~

さて、とりあえず動くように復旧したZorki(b)にフィルムを装填した(テレカを使う方法。本当はフィルムをカットしてやる方法にしたいのだけどカットする方法で成功した試しがないので躊躇した。)。

今朝、出社前にシャッター速度の確認用にTVの砂嵐画面を60,100,200,500、500,200,100の順に撮影しておいた。
あとザックリと15枚程度は撮影できるのだが、どうもワクワク感が欠如していてやる気がない(苦笑)。
なぜだろう...

2009年6月9日火曜日

無限遠一致の重要性

組み上がったZorki(b)を手にレンジファインダーの調整(特に無限遠一致)をしてきた。

ファインダー内の縦、横の二重像を無限遠一致させる。
ターゲットは直線距離で1km以上はある送電線の鉄塔だ(本当はもっと遠くにある、例えば山の上のアンテナとかが良いかも)。

最初に縦像を合わせる。先日購入した鋼板用コンパス(ディバイス)を使って調整する。調整リングは二重構造になっていて、内側のリングで調整することは以前の記事にも書いた通りだ。
次に横像を一致させる。調整ネジは飾りネジ外し、ねじ穴の奥に調整ネジを使って調整することも以前の記事書いた通りだ。
正直、無限遠(たかだか1km程度の距離なのだが)に二重像を一致させるのは難しい。なにより、こちらの肉体的都合ではあるが目が老眼と近眼がまぢっているのであまり小さな対称だと見え辛い。それに加えて横像調整のネジの抵抗(回転)が手応えを頼りに調整するには結構難しい。行きすぎたり、足りなかったりと何度も何度もやり直した。

一応、「まぁこんなもんかな」というところまで調整ができたら、2m、5m、10m、20mにターゲットをピントリングで合焦させ、その目盛から読み取れる距離と実距離を比較する。今回、地表に置いたターゲットを立ちポーズでテストした。つまり地表より約1.5mほど高いカメラから地表に置かれたターゲットまでの距離になる。
例えば、2m先のターゲットまでの実距離は2.5mになるし、5mでは約5.2m、10mでは約10.1mになる。(写真は20m先にターゲットが置いてある風景)

で、Zorki(b)でテストしたところ5mで目盛上約7mが読み取れ想定よりもかなり大きな開差となった。当初、まぁ目盛が適当なのかもしれないなぁ...と自分に都合の良いように考えていたが、20mで無限遠に一致してしまった。いくらなんでも、これは違うだろうと思い、再び無限遠一致を調整する。
もちろん、前回よりもシビアに霞む目を休ませながら時間をかけて一致させた。

そして、追試。
20m、10m、5mとそれなりの目盛を読み取ることが出来たので、最初の調整よりは遙かに良い調整結果となったと思う。
ただ、こんなにシビアなものだということを知ると月夜の晩に「月」をターゲットにした無限遠一致調整をしないとならないなと思ってしまう。
この辺りは微妙に日本人的きめ細かい感情なのだが、そうすると前回の記事に書いた「幕(リボン)の1mmの緩み」をどうするのか...
「ほんの僅かな差が生む結果の重大な相違」を知るとやり直し必然。しかし、理屈はそうであっても面倒すぎると思うのは僕だけではないだろう。

やはり、見た目で違いが分かっているのだからここは妥協するところじゃないよな。
さて、いつやるかね...
かなりグジャグジャになっていたのでシャッター幕自体に不安がないとは言えない。このままリボンだけやり直しても無駄になる可能性がある。
やっぱり一度試写してからやり直すことにする。

Zorki(b)のレストア-とりあえず組み上げたが...-

シャッター幕の合わせに若干の不安はあるもののとりあえず組み上げてしまった。
レンジファインダーの調整の為に正面ファインダーレンズ側の飾りネジはまだしていない。

やっぱり、幕合わせのズレの部分がとても気になるので記念撮影。

幕の状態(下側:遮光板右側に注目)

幕端の鋼板が遮光板に当たっているように見える。
また、鋼板と幕の境目付近で遮光板と幕の間が若干広いように思う。
(特に下記写真との比較において)

幕の状態(上側:遮光板右側に注目)

出来映えとして、上側の方が日本人クオリティー(笑)に見える。
1mm程度の誤差でもとても気になるのは日本人のもの作りに対するこだわりのようなものだろうと思う。そして、そのこだわりが世界に冠たる「技術大国日本」を支えてきたのだろう。

製品として、この1mmがとても気になる。しかし、そのズレが実用的にどのように影響するのだろうか?と思う(影響がないことはないと思っているが、重大だろうか?と疑問がある)。

そもそも、この程度のズレはロシアの人達はソビエト時代にどう評価していたのだろうか。
というか、
  • そういう差の生じない生産ラインを持っていたのか。
  • そういう差はあるが、発見次第修正していたのか。
  • そういう差は無いに等しいと思っていたのか。
ドラムに接着剤でリボンを同じ長さ(1mm違わず)で貼り付けるという手作業による行為を高い精度をもって行える習熟した技術者(工員)が多くいたのだろうか。
だとしたら、僕はKMZの工員以下の技術力しかない日本人ということになり、技術大国の一構成員として恥ずかしい。

ただ、言い訳だが僕の場合
  • 1mmの差を発見する能力がある。
  • 1mmの差が撮影された写真になんら影響を及ぼすものではないとは思っていない。
  • なので、この1mm差をないことにして組み上げてしまったことを後悔している。
僕はこの1mmの差が「どのように写真に影響するのかを知りたい」のだ(本当はリボンの貼り付け位置をあと1mmだけ調整するのが面倒くさいのだ)。

2009年6月8日月曜日

Zorki(b)のレストア-シャッターユニットの取付-

昨日、接着剤が乾かず、睡魔にも襲われたのでそのまま放置、乾燥させていたが起床時には今後の作業に十分な乾燥度と接着度が得られているようなので朝から作業を続行する。


各ドラム、幕、リボンの位置関係をWebで先人達のお知恵を拝借しながら左のような感じかなぁと(なんせ僕がバラした時には位置関係の把握ができなかった。)。


で、上下の遮光板は幕位置の把握に邪魔になるので取り外し、上記の状態をシャッターユニットに組み込み、軍艦部と輪ゴムで仮固定を試行錯誤。

幕にテンションを調整しながら、シャッターが機能するようにあれこれと試行錯誤。

分解前にシャッター周りの構造写真をしっかり撮影し、分析しておくべきだった。一応、先人の情報をもとに組んだが、シャッターが切れる音はするが開いていなかったり(前幕だけ走っている?)して、なにがなんだかワケワカになり途方暮れた。

なんとかシャッターが動く(開き、閉じる)状態にまでこぎつけた。根拠はないが、バルブでシャッターを押したら先幕が走り、シャッターを離したら後幕が走る。という程度のテンションをかけておかないと動き自体の確認のしようがないことを知る。
特にバルブで開放しているかどうかの確認は必須だと思う。

で、ゴムバンドの仮固定状態からビス留めして、遮光板を付けた。
上記の通り、各ドラムにテンションをかけると赤丸の通り、幕の合わせ目が若干(1mm程度)ズレていることに気がつく。
原因は、赤矢印の部分の巻き込みが不足している為だと思われるが1mmの調整は難しい。
なによりしっかり重なっているので光り漏れはなさそうだから一応このまま作業を続行してみる。



左は半分くらいシャッターチャージを行った状態。

上と比べて1mmのズレは解消されていないが、間隔が広まった感もない。


シャッターチャージ完了目前の位置。
ややズレ幅は狭まっている。

全体の動きとしては、徐々に幕の重なり具合が深くなりながらズレ幅が狭まって来ている感じ。
そうだとすると当初の1mmのズレは実質0.5mmのズレ調整が必要ということだろうか。(上下のリボンが違う(素材、幅)のでこうなるのだろうか?)

とにかく、この状態で実写にどういう影響があるのか分からないし、なにより微調整が面倒なこともあって、このまま作業を続行。
とりあえずシャッターユニットの組み込みを完了させ、幕速調整に入る。

先に書いたバルブでしっかり開放されているか、しっかりと閉じるかを確認。
その後、TVの砂の荒し画面を使って幕速を調整を試みる。正直、よく分からない。
Zorkiのシャッター速度はZ,20,30,40,60,100,200,500。このうち、1/500については精度を出すのは難しいことはよく知られていること。
実質、1/100と1/200が±0~+25%の調整結果が出れば御の字。一応、TVチェックをそれなりのところまでやっておく。

幕速調整には2本のドライバーを巧みに使わないとならない。こんな器用なことをロシア人はやっているのだろうか?と疑問に思ったが、花ワッシャーを押さえる道具(工具)があればさほど苦労はしないかと自分を慰めておく。

ということで、今日はここまで。

Zorki(b)のレストア-リボン、幕再生-

土曜日の昼にリボンが到着したので、帰宅した夕方から作業を開始した。


リボンの長さが把握しやすいように方眼紙にシャッター幕ユニットを貼り付けた写真だが見づらい(苦笑)。

赤矢印の先にリボンを付ける作業になる。
使う接着剤はセメダインの「Super X(黒)」。評判は良いのか悪いのかWebで見ても半々なので分からないけど、とあるショップではこれがお勧めなのでこれにした。



リボンと鋼板に薄く接着剤を塗り、約15分ほど乾かして(粘着テープくらいの粘度がでてから)鋼板を挟み込むようにリボンを張り、洗濯ばさみで圧着。

接着剤がべたつかなくなるまでしばし放置(約2時間)。
(この接着剤は乾かないと効果がないようで、この時間が長いと思うか、普通と思うかでこの接着剤の評価が分かれるのではないだろうか。)


ラージドラムのリボン再生(貼り直し)。

ラージドラムの方は写真下側のリボンがドラムから剥がれてしまったので、これを再生する魂胆。
写真赤矢印がリボンに残る接着剤跡。青矢印がドラムに残る接着剤跡。
難しいことは考えずに、この跡を利用して接着剤を塗りリボンをラージドラムに接着することにした。


次にスモールドラムの方。
緑○は最初に貼り付けた鋼板。
緑矢印が今回張ったリボンだが、写真でなんとなく分かる通り他の3本より幅が若干狭い。これが後々どういう影響があるのか分からない。

赤矢印の通り、こちらもラージドラム同様に以前の接着剤跡を利用して貼り付ける。

接着剤が乾けば、作業を続行するつもりでいたがなかなか乾かないので今日はこれで寝て、続きは明日にする。

2009年6月5日金曜日

Zorki(b)のレストア-シャッター幕関係の現状把握-

今回の作業に当たって「闇雲に分解しない」方針にした。
こんかいの分解作業の目的は、先にも書いた通り
  1. 無限遠の横像一致の調整(軍艦部撤去しての作業)
  2. シャッター幕の状態の把握と修理
1.については分解作業によってパーツの構成が理解でき、調整ネジの所在も確認することができた。

今日は2.について「現状把握」の作業の為、分解を続行した。

写真の通り、シャッターユニットを軍艦部から取り外し、シャッター幕やリボン、ドラムを取り出せる範囲を分解した。


シャッター幕、ドラム等の現状

幕のダメージについて、幕を伸ばして蛍光灯にかざして見たところ「ピンホール」「幕の傷」による光り漏れはなさそうだった。

リボンの損傷等については、下記の通り。
・ラージドラムに貼り付いていなければならないリボンのうち一本は剥がれてしまっている。

・スモールドラムに貼り付いていなければならないリボンは2本とも剥離してしまっている。また、スモールドラムに貼り付けるリボンのうち一本は鋼板から切断している(ギア噛みから引っ張り出す為)。

リボンは既に発注してあるが、まだ到着していない。この状況からどのようにリペアして行こうか...

発注したリボンの幅は3.5mm、付いているリボンも3.5mm、厚みは一致しているかは分からない。
もし、厚みが一致してなければ前後幕の速度の一致は見られない結果になるだろう。本来は4本ともリボンを貼り替えるのが一番良い。

所詮、トライアンドエラーの世界になるらしいので、ここは安直ではあるが少し手抜きしてでも復旧を最優先にすることにする。
なので、基本的な作業方針としては、
  • ラージドラムは剥がれたリボンを再度貼り直す。
  • スモールドラムの方は鋼板から切断したリボンのみを貼り替え、残りの1本はそのままドラムに貼り付ける。
ということにしよう。

レンジファインダーの二重像調整-Zorki-

Zorkiの二重像一致の調整方法について自分の理解が間違っていたのでメモしておく。(Webで調べたのに勘違いして理解していた。)

基本は無限遠で二重像を縦、横の順で一致させるように調整するということらしい。
で、問題はZorkiのどのパーツを回して調整するかということ。


縦像は黄色の丸で囲ったレンズを外し、中にあるカニ目リングを回して調整。
注意が必要なのは、カニ目リングは内、外の二重構造になっており「内側」のカニ目を回して調整する。(詳細後述)

横像は赤丸で囲った飾りネジを外し、中にあるドーナツ状のパーツ(ネジ)の穴の奥にある調整ネジを極細ドライバーを差し込んで調整する(詳細後述)。


縦像(分解の際に取り外したパーツの写真)
青矢印を回してボディーに固定する仕組みになっているようだ。
調整はその内側のリング(赤矢印)のカニ目をディバイダーなどで回して調整する(らしい)。

実のところ、このリングが二重構造になっているということをWebでたまたたま見たのだが、写真でも分かりづらいが肉眼でも老眼な僕には大変分かりづらい。ルーペなどで、その場所を確認して調整した方がいいだろう。(僕自身、未確認なので記載内容に修正が必要かもしれない)


--2009/06/06追記
写真左側の赤矢印の先に「内側のカニ目切り欠」が見える。
写真右側は裏面の状態。外側、内側の二重構造になっているのが分かる。


横像
飾りネジを外すと左写真のようなネジが見える。
問題は、赤矢印の先にある穴に極細ドライバーを差し込んで奥にあるネジを回して調整するということ。

僕は、それを知らず単にこの写真のネジを回して調整しようとしていた。

で、このネジの中はどうなっているかは下記の通り。


上のネジを外すと左写真の通り「スプリング」が出てくる。

上の穴とこのスプリングの穴(中心部?)を貫通できる細さのドライバーが必要になる。


上のスプリングを外すと、左写真の通り「調整ネジ(マイナスネジ)」が見える。これを回して調整する事になる。


2009年6月4日木曜日

煩悩ふたつ-性懲りもなく-

ネジ止めのモノがあり、ドライバーがあれば分解したくなるというのは漢の性なのだろうか。

Zorki(b)が重体というのに、またZorkiが欲しいと思ったり。
調整という名の破壊行為をしたくせに、Zorki-4Kの縦像ズレを直したいと思ったり。

とにかくZorki(b)を復帰させるのが自分の責任であると言い聞かせ、それまでは上記の二つは禁止しておく。

Zorki(b)のレストア-分解に着手-

余計なことはしない方が良い。
教訓としては、
特に不都合無く動いているなら調整不要!
ということをキモに銘じるべきだな。

教訓は教訓として、壊れてしまったものは直すより仕方ない。最低限の道具はあるがカニ目レンチが無いのは問題になる。DIYショップでカニ目レンチを探したが見つからない。代替品として、ラジオペンチの先を削るという選択肢もあるが削る道具がない。通販でカニ目レンチを購入しようと探してみる。

鋼板コンパス(ディバイダー)が代用になることを知る。現実に固着してしまったカニ目を力尽くで回すには頑丈で良いらしい。
これなら手に入りそうだ。ということで写真の通り入手した(850円也)。下の赤い柄のは工作用のminiプライヤー(450円也)。こいつの先端も細いので使えるかも。
道具が揃ったので、いよいよ分解に着手する。

闇雲に分解したのでは傷が深くなる可能性がある。分解の目的を明確にし、必要な範囲を分解することにする。
目的は
  1. 無限遠の横像一致の調整(軍艦部撤去しての作業)
  2. シャッター幕の状態の把握と修理
である。深刻な故障は後者であるが、技術的に難しい作業になるのも後者だ。
付属的にファインダーの清掃も考慮に入れておく。

0.パーツの管理
作業全般に言えることだが、取り外したネジなどのパーツをどうするかということだが、Web上でつらつらみるとビニールの小袋やピルケースに保管しているという先人が多い。
僕は、A4のコピー紙を使い折り紙で「薬袋」を作って管理することにした。薬袋は紙だし、パーツに関するメモも書ける。

1.側壁を外す
側壁に限らず分解の方法は「Zorki 分解 リストア」等をキーワードにググると分かるのでそれを参考にした(なので、ここでは詳細は書かない)。

ハズしたネジはなぜか微妙に長さが違ったり、頭の切り込みの太さ(差し込むドライバーのサイズに支障を来す)が違うので、ネジ1本1本ごとにメモを付記した薬袋に入れた。

マウントリングを外すとフランジバック調整の紙が挟まっているので、この紙の取り扱いには注意が必要だ。(挟まっていた順番や方向、保管中に折れないように等)

側壁を外したらシャッター幕の状態が確認できるようになった。
ラージドラムに巻き付いている幕(前幕?)のリボンが2本ともスモールドラムから剥がれてしまった。
1本(上側のリボン)はフリーな状態であるが、他方(下側リボン)は幕端の鋼板(ステー)ごと後幕?のリボンに巻き込まれている。更に悪い事にラージドラムの下部にあるギアにしっかりと噛み込まれていて抜ける状態にはない。

ラージドラムが外せれば、噛み込んだリボンは外れるかもしれないが、軍艦部を取り外ししないとラージドラムは外せない。

2.軍艦部の取り外し
取り外し手順は先人達のページに譲るが、要はファインダーレンズ(あるいは枠)を前後計4つ外すことになるのだが、4つのうち3つは親指の腹で押さえつけるようにして回したら外れた。この方法で外れなかったのは前側右。やむを得ず傷が付かないように外周に太めの輪ゴムを巻いて保護しながらプライヤーで挟んで回した。

軍艦部をはずしたところ。かなり綺麗な個体だと思う。

前側中央部のレンジファインダーの枠をハズした後にカニ目工具を必要とするネジがある(縦ズレ調整ネジ)。先のコンパスが威力を発揮してくれた。

シャッタースピード設定ダイアルの取り外しで二つほど重大な注意事項がある。
取り外しの手順としては、シャッタースピード設定ダイアルの横にある小さなイモネジを取り、ダイアルを半時計回りに回して外すことになる。
このとき重要な事は、シャッターチャージをしておかないとシャッタースピード設定ダイアルが回ってしまうということ。そうしないと最悪、僕のようにシャッター幕まわりに大きな損傷を与えることになる。
で、リボンと鋼板が絡み合っている関係でシャッターチャージをしようとするとギリギリに張り詰められている生きている方のリボンにさらにテンションがかかるのは非常に危険。
ということで、ドラムから剥がれドラムとギアに絡み合ったリボンを鋼板の根もとからカットする決心をした。

また、二つ目として左写真の通り、イモネジがシャッタースピード設定ダイアルの軸のねじ山を潰してしており、かなりの力を入れないと回らなかったことだ。(これは組み立ての際にも問題になると思う。)
上記の二つは僕が調べた情報には記載がなかったのでここで補足しておく。

--
取り外したパーツが発生する度に薬袋を折って、メモを書き加えて保管するという時間のかかる作業をして思いの外疲れてしまった。
集中力も散漫になり、この状況で作業を継続するのは望ましい状態ではないので今日はここまでにしておく。
それにしてもDMC-FX1は接写が苦手なんだろうか?作業中に結構な枚数を撮影したのにピンぼけが多すぎる(後々のメモ代わりとして役に立たんぞ:笑)

で、件のリボンの巻き込みだが鋼板とリボンの接着部分からリボンをカットしないと外れないような雰囲気だった。
返す返すも「余計な事をしてしまった」と思う。

リボンだけは貼り替え必至と思われるので本日発注しておく(2009/06/04)。

2009年6月3日水曜日

合焦やり直し?

我が家の玄関先に置いてあるバラの鉢植え。
実は撮影時に下から三番目の花に半シャッターでAFをあて、そのまま写真のようなフレーミングで撮影した。
以前から変だな?と思っていたのだが、半シャッターでAFロックさせてそのままの状態でフレーミングをし直すと再度AFし直すような動きをカメラ(DMC-FX1)がする。現実に写真を見ても、どうも写真中央部に合焦しているように見える。

カメラが壊れたか、AFに関するなにか設定があるのか...

Make - Panasonic
Model - DMC-FX1
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
Software - Ver1.04
DateTime - 2009:06:03 07:51:57
YCbCrPositioning - Co-Sited
ExifOffset - 416
ExposureTime - 1/40 seconds
FNumber - 4.90
ExposureProgram - Normal program
ISOSpeedRatings - 100
ExifVersion - 0220
DateTimeOriginal - 2009:06:03 07:51:57
DateTimeDigitized - 2009:06:03 07:51:57
ComponentsConfiguration - YCbCr
CompressedBitsPerPixel - 4 (bits/pixel)
ShutterSpeedValue - 1/40 seconds
ApertureValue - F 4.92
ExposureBiasValue - 0.00
MaxApertureValue - F 2.83
MeteringMode - Multi-segment
LightSource - Daylight
Flash - Flash not fired, compulsory flash mode
FocalLength - 17.40 mm
FlashPixVersion - 0100
ColorSpace - sRGB
ExifImageWidth - 2048
ExifImageHeight - 1536
InteroperabilityOffset - 2052
SensingMethod - One-chip color area sensor
FileSource - DSC - Digital still camera
SceneType - A directly photographed image
CustomRendered - Normal process
ExposureMode - Auto
White Balance - Auto
DigitalZoomRatio - 0.00 x
FocalLengthIn35mmFilm - 105 mm
SceneCaptureType - Standard
GainControl - None
Contrast - Normal
Saturation - Normal
Sharpness - Normal
SubjectDistanceRange - Close view

Maker Note (Vendor): -

Thumbnail: -
Compression - 6 (JPG)
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
JpegIFOffset - 2200
JpegIFByteCount - 13937
YCbCrPositioning - Co-Sited

「調整」という名の「破壊行動」

Zorki(b)であるが、どうやら僕の理解が至らず横像の無限遠が一致していないことが分かった。

横像はファインダーの飾りネジをハズして奥にあるネジを回して調整するのだが、このネジを調整しても調整ができない(というか、むしろ回しても変化なし)。
これは無限遠が一致しないという個体なのか?
ボディーには飾りネジを何度もハズした傷があるし、中の調整ネジも傷だらけだ。前のオーナーも調整を試みたのかもしれない。

調整ネジがいわゆる馬鹿になっているのかもしれない。
これを確かめるには軍艦部を外し、距離計関係をみてみるしか手はなさそうだ。

ということで軍艦部の取り外しにかかる。
軍艦部を取り外すにはシャッター速度設定ダイアルを取り外す必要があるのだが、これが....
回しやすいように引っ張り上げながら回したのだが、なにかねじ切れてしまったような手応え....

まさか、壊した?と巻き上げノブを回してシャッターチャージ。シャッターを切るが「バシャッ」というあの手応えがない。「シャッ」という元気のない音。

レンズをハズしてのぞき込んでみた。
幕が外れてる!!!

いよいよ本格的にバラさないとならなくなってきた。が...

カニ目レンチがない。リングの凹部が思いの外小さい。これにあうようにラジオペンチを削るか...でも、削る機械もないし。

あああ、余計なことを考えなければ良かったと思うが後の祭り。
分解という楽しみを満喫するしか手はなさそうだが、道具をどうするか思案中。
というか、まだ到着していないZorki(c)が到着すればやらずに済むかもだな(苦笑)。

2009年6月1日月曜日

それなりに見える-小物類到着-


先日、Zorki(b)用に小物調達をした。
早速、つけてみる。それなりにカッコイイ(よね?)。

ああ、勘違い-フィルム装填-

今日の昼休みに再びZorki(b)にフィルム装填をトライした。
また失敗...orz

今回はフィルムへのダメージが軽度だったので、先端部より約6cmほどカットして再チャレンジした。

失敗の原因は、ひっかかる場所を勘違いしていたことによるもので、僕はずーーーっとパーフォれーションとスプロケットのかみ合わせの問題だと思っていたのだが、本当はフィルムを押し入れる時?に「フィルムアパーチャーにぶつかってしまい」無理に入れようとするとフィルムを破損するというものだ。

なので、フィルムカット方式でも、テレカ挿入方式でもフィルムとフィルムアパーチャーが干渉しないように入れなければならなかったのだ。

今度から気を付けよう。

セノガイドC-露出計-

知っている人は知っているセノガイドCという露出計。
セノガイドCという商品を何かで見た時にメモしてあり、グーグルで「セノガイド」をキーワードに検索したところ自作用の型紙?がアップされていたので作ってみた。

普通の紙では腰がないのでラミネートをしたのだが、センターピンに都合の良い部材が思いつかず(手元になく)画鋲で代用中だ。
マニュアルもメーカーサイトからダウンロードして印刷した(老眼なのでA4サイズに拡大印刷)。

使い方にはちょっとしたコツが必要だけど、そう難しいものではない。
こういうものを使いながら体感露出を身につけてきたいなぁ~とか思う。

--20090601追記

鋲で止めていたが会社のねーさんが「これは使えないか?」と文書を結束するパーツを持って来てくれた。
見事だ!

ソーイングショップには似たようなものがたくさんあるらしい。