2012年2月29日水曜日

つらら

いつからだろうか、本当に立派なつららを見かけなくなった。
特に屋根からつららが連なってジョーズの歯のごとくその存在に恐怖を覚えるような危険なつららなど絶滅に瀕しているとさえ思える。

北海道の場合、家屋の断熱材の進歩と屋内の気密性が高まったことで屋内の熱が屋外へ逃げづらくなっているし、屋根の勾配や塗料の研究成果で屋根に雪が溜まる(積もったままの)量が減っている。
ありていに言えばつららが生成されづらい環境なのだ。

写真のつららはオフィスの屋根が生成したもの。
屋根からだと2mは超える最近では珍しい立派なつららだ。


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--昼休みのお散歩カメラにて

上部の写真のつららは写真中央付近のもの。右側にもっと立派なのがある。
つらら本体も面白いが、壁にうつる影がアクセントになって良い感じに思える。

屋根から地上へと接続する立派なつららだったが、撮影の為の足元が悪くこんな写真になった。もう少し粘れば様子が分かる写真になったと思うのだが、生来の淡泊な気性の為、そそくさと帰ってくる。

2012年2月26日日曜日

絞りの固着だった-EES-2-

昨日、EES-2の分解・点検、対策をほどこした。

当初の診立てとして「絞りの固着」を強く疑いつつ、電気系統(セレン、露出計)のトラブルの可能性も危惧していた。

左は分解を開始し、軍艦部を取り外したところ。AUTOの下まで露出計の針が振れているのが見える(電気系統のトラブルがあればこの針は写真上、左端からまったく動かない)。この現象の意味するところは
・セレンは発電しており
・露出計は健在である
ということである。

次に点検が必要なのは、露出計に問題がないにもかかわらず「赤べろが出ない」への対策である。更に分解を進めなければならないが、分解に夢中になり途中の写真はない(途中経過の写真は他のインターネットで公開されているブログ等の情報を参考にしてもらいたい)

赤ベロが見えるところまで分解を進め、シャッターを何度も押し赤ベロがでない原因を探る。どうもなにかにひっかかっているような感じなのだがよくわからない。ブロアースプレーで吹き飛ばしを試みるが、少しは赤ベロが動くようになったが完全に持ち上がらない。何度もシャッターを押しているうちに赤ベロが正常動作をするようになった。たぶん、なにが挟まっていたかなにかが固着していたのだろう。
赤ベロが出るようになっても絞りに変化が見られない。固着は間違いない。絞りは洗浄するしかないから、シャッターについて確認する。

シャッターの変化を目と音で確認。明るさの違い(露出計の針を見ながらセレン部を適当に隠して調整)で速度が変化していることを確信した。粘りはないようでシャッターの対策は不要と判断。

絞りユニットはレンズ銅鏡の奥にあり、ほぼ完全に分解することになる。レンズ前球部の取り外しの際に無限遠位置の印を付けておく。あとはインターネットサイトを参考に分解を進めるがほぼTRIP35と同じ構造であるため、作業は楽だった。

絞りユニットが見えるところで観察するが、外観上汚れは見えない。試しに絞りを動かすレバー?状の腕を動かしてみると確かになにやら粘りがあることがわかった。絞りユニットを外しベンジン浴で洗浄するしかないと覚悟を決める。
絞りユニットを取り出す際にカニ目があり、それを外すと裏側になにやら汚れが付いていた。油ではなさそう。どちらかというとジュースのような感じ。汚れの種類はともかく、絞りユニットを外しベンジン浴させる。その間にさきほどのジュース痕のようなものをライターオイルを綿棒しみこませたものでふき取る。ちょっと荒っぽいやり方だがレンズも裏表ともアルコールを染み込ませた綿棒でふき取る。吹き終わると微妙に黄ばんでいたので拭いてよかったと思う。

20分ほどベンジン浴させ、絞りユニットを取り出す。絞りを動かしながら乾燥を促す。
腕を操作して絞りを操作、ユニットのバネで絞りが開閉する。やはり絞りが汚れで固着していたのだ。何度も動きを確認し、軽快な開閉を確認。

あとは元通りに組み上げるだけ。
最後の前球のねじ込みの際にどうしても斜めになりかなり手間取る。かなり時間がかかってしまったがなんとか組み上げることができた。

ピントグラスで確認していないが、カメラを分解した痕跡がないこと、僕が分解した時に無限遠位置につけた印で正しく組み上げられた(ねじ切った位置からの戻し量)ことから、今朝ISO100のカラーネガフィルムを入れて試写を開始した。36枚撮りなので80枚くらい撮れるような気がするので、DEPOに出せるのがいつになるのかわからない(笑)。

分解して気がついたことがある。
いろいろなサイトを参考に分解したが、絞りユニットを固定する3本のネジにはワッシャがついているという情報だった。しかし、このカメラは所謂「後期」に属するカメラのようでワッシャは無かった。
もし、後期のカメラだとするとシャッター速度は1/40、1/200となる。
遅いシャッターの方は手ぶれ防止の意味で歓迎すべきかもしれない。高速もISO400のフィルムを使う予定のない僕としては歓迎すべきかもしれない。

2012年2月24日金曜日

PEN EES-2-到着そして診察-

ヤフオクで買ったPEN EES-2が到着した。
外観はフィルムカウンタのガラスにヒビがあるのと裏蓋部分に元の所有者のお名前がマジックで書かれている以外は綺麗なもので、ファインダーも綺麗。裏蓋を開けてみたらモルトを張り替えたらしくほぼ新品だったりする。

で、肝心の機能を軽くチェックしてみた。

  1. 前玉を観察する限りレンズに傷やカビはなく問題なさそう
  2. 巻き取りは特に違和感なくOKで、シャッターチャージもされる
  3. シャッターも落ちる
  4. AUTOでISOダイヤル、明暗をつけながらシャッターを操作しても絞りに変化がない
  5. 赤ベロもでない
  6. 手動絞り設定でも絞りに変化は見られない
  7. シャッター速度にも変化している様子はない
  8. ネジやその周辺を観察、開腹されている痕跡は見当たらない。

と言ったところだ。フィルムカウンタのヒビは想定外だったけど個人的にはあまり気にならない。
あまり多くは望んでいなかったが、前のTRIP Bよりは少々病状は重い感じ。

さて、現段階での診断結果は

  • 絞りの固着

が最も有力。開けて見ないと分からないが

  • シャッターの固着(ネバリ)
  • 露出計
  • セレン周り

にも問題があるかもしれない。まぁ、シャッターの固着(ネバリ)があるとほぼ完全レストアするしかないことになる。

で、実用レベルで稼働させるための手順としては、

  1. 露出計の確認
    1. 動く
      1. 絞りの固着の疑いが濃厚
    2. 動かない
      1. セレンの確認
        1. 発電ある
          1. 露出計針の固着等による疑いが濃厚
        2. 発電無い
          1. 断線の可能性
            1. 断線箇所の特定、修復
          2. セレンの劣化
            1. 手動絞りで実用化する。
最悪なのは1.2.2.2のセレン劣化だな。TRIP35 Bで「セレンの復活」させた経験がある。それ以来、セレン半永久説を取っている。劣化はないと信じているが、この場合は改造して絞りを手動で設定できるように「PEN EES 改造記」を参考に実施するしかないな。

2012年2月16日木曜日

撮りたいものはないのか

自分ではそのつもりはないのだが、物欲と惰性の撮影のブログ風になっているような気がする。真摯に反省しなければ。

撮りたいものがないワケではない。以下に思い当たるものをメモしておく。

  • 地元のシンボル的な建物を川を挟んだ反対岸からの「夜景」なんだけど、季節柄もの凄く寒くてちょっと根性なし。ただ、雪のある今の時期だから撮欲がそそられているんだけど、暖かくなってからではどうなのか?
  • 僕は自分の住んでいる街より、隣街の方が気に入っているところがある。なんで気に入っているのか自分でも分からないので自転車(徒歩)で周遊しながら撮り、好きなわけを探りたい。
  • 隣町ばかり撮るのは非町民的であるので、自分の町を再発見する意味を込めて自転車(徒歩)で周遊しながら撮ってみたい。
  • あと、ポートレートを撮ってみたい。特に親父、お袋、女房、子供。
  • 東京観光でうろうろ撮ってみたい。
  • 鎌倉も撮ってみたい。
  • 神戸も撮ってみたい。
  • 函館も撮ってみたい。


なにをどう撮るのかについては、最初の夜景を除いてほぼノーアイディアだったりする。ポートレートに至っては、どう撮って良いのかすらよく分からない。
漠然と思うのはチョートク先生がおっしゃる「視神経が躓くところ」(というような表現を使っていたと思う)を銀塩で撮りまくりたい。
そういう意味で携帯性、携帯性優先でも画質に定評のあるMINOX 35やハーフサイズカメラに物欲が注がれるのだと思う。

最終的な結論として、物欲に傾いていることが明白になり、自分でもガッカリするぜ。

撮欲よりも物欲

PENの入手は難しそうだ。
ここ1週間の値動きを見ていると確実に4000円になる。動いても、動かなくてもこの値段。ヤフーオークションの値段は予測不能だな。

今の装備に不満は無い。というか、不足はない。しかし、カメラは欲しくなる。しかもちょっと手間のかかるカメラが欲しくなる。
PENはハーフのフルマニュアル。PEN EE(Sが付くやつ)はフォーマットサイズがハーフってことで、ハードウエア的にはTRIP35と同じで、距離、ISOの設定でそこそこ表現に変化を付けることができる。
見ため的にMINOX 35にも興味がある。電池が必須なカメラだけど、目測フォーカスで絞り優先AE。ISO設定も幅広く、スローシャッターも使える(ISOによる制限はある)。
これらはなかなかに手間のかかるカメラだと思う。

PEN Sが買えれば一番良いのだが、冒頭の事情で入手が難しい。
次点としては、先にMINOX 35シリーズか。PEN EEの方はハーフサイズで魅力的だが機構的にTRIP35と同じなワケで3番手となる。

2012年2月13日月曜日

人気あるんだな-PEN-

昨夜、PEN Sの高騰を眺めつつPEN EE Sに500円(入札開始額)で入札。最初から狙いを付けていて無競争となるだろうと踏んでいた。
510円で他に落札されてしまう。こうなると逆上的になり他のPEN EE Sに入札してしまった。

大人ならここはグッと踏みとどまり、手数のかかりそうな(リペアが必要な)PEN Sの出品を待って勝負にでるべきだったよなぁと反省。
今朝になって、手頃なPEN Sが出品されている。

どうすっかなぁ…
それにしてもPENは人気があるね。マニュアルハーフカメラとなればこれしかないものね。

ところで、PENの画像は「驚き」に値するというようなことが書かれているけど、その評価というのは「ハーフサイズとしては」というエクスキューズが付くんだろうか。
フルサイズと比較しても、その描写は「驚き」となるんだろうか。常識的に考えてもエクスキューズ付きなんだろうなぁ。

欲しいのは、ジーンズの尻ポケットに入れてもレンズがあまり邪魔にならなさそうなPEN Sか、PEN EESなんだよね。
で、調べてみたら「EES」も「EE2S」も同じ大きさだった。ただ、EESの方が30g重い。

他にもMINOX 35GLとかリコーのFF-1があったりするんだけど、電池なしで動くカメラであることが当家への嫁入りの条件。残念ながら経過観察だけにしておこう。


そうそう、そういえば今月が使用期限のものだけどフジのカラーネガフィルム36枚撮り10本を1000円で落札した。
このまま1000円で売ってくれるのかな。このあいだ、やたらと安く落札したものが「キャンセル」となったのを目の当たりにしているのでちょっと心配。
と思ったら無事に出品者から連絡があった。あとはブツがちゃんと到着するのを待つだけだな。

クリーナー

本当のことをかけば「掃除機」だ。

例のレンズ鏡胴内のゴミ取りに掃除機を使った。何度もレンズバリアごと吸い込まれてエライことになっていたので、慎重にセロテープで固定(4箇所)して作業に望んだ。

一回目の吸引で例のゴミは取れたのだが、別のゴミが現れてしまった。何度となくしつこいくらいに吸引を繰り返し、一応満足できる状態になった。

一応、念のため試写してみる。
が!
ピンがズレズレとなる。どういう仕組みになっているのか知らないけれど、吸引でなにかがズレたんだろうか(号泣)。安物とは言え、特に不満のないカメラなので買い換えは考えていないし、ましてや単にゴミを取りたかっただけなのに、想定外の自体にめまいがする。

素人の自分にできることは、レンズ(AF)を稼働させ元の状態に「なじませてやる」ことくらいなので、マクロにしたり、無限遠にしたり、スポットAF、マルチAFに切り替えたりしながらズームイン、ズームアウトをしてレンズ(AF)を動かしてやった。
その後、祈るような気持ちで試写。なんとなく、良い感じに落ち着く。

カメラは精密機械なので、強引な処置はそれ相当のリスクが伴うことを知る。

2012年2月12日日曜日

東西、陽陰

今朝のまるとのお散歩カメラ。
東の空は日の出とともに朝焼け、西の空には消え入りそうな月。

組み写真風にしてみた。なんかセンスないな(苦笑)

-東の空-

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-西の空-
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ゴミ-R4-


今朝、R4をさりげに前から見たらゴミが!!

しかも前玉の裏側に張り付いている。どこから入ったのだろうか。


とりあえず、試写してみると画像には大きな問題はない感じなのでしばらく使い続けようと思う。
というか、周辺の光量落ちのほうが気になる(笑)

2012年2月10日金曜日

写真は熟成する?

暇つぶしに以前銀塩カメラで撮った写真(フィルムスキャン後の画像)を観ていた。

撮って、ラボに出し、納品になった時はがっかりしていた画像だが、今観ると撮ったときの「思考や工夫」が思い出され、変に懐かしさもあって、どれも傑作になっている。
チョートクさんが写真は「未来に仕掛けるワナ」というようなことを何かで書いていたということはこのブログにも書いた(と思う)けど、それとはちょっと違う意味になるが、時間の経過に比例して「思いが蓄積」されているかのように画像に愛おしささえ感じてしまう。

ピンボケ、カメラ内部の光のいたずら、手ぶれがあったってどれも捨てられない。写真は熟成するものなのだろう。

デジカメは撮った直後に画像を確認できる。確認して気に入らなければその場で「削除」している写真家も多いのではないだろうか。
しかし、先の通り「写真は熟成する」ものならば、どんな写真にも価値がありそうな気がする。

ジャンクなR4にとどめを刺す

先日購入したジャンクなR4。ご覧の通りレンズバリアは既に移植したので無い。銅鏡が変に回転しているせいか、レンズが正しくセットされていない。

カメラを振るとガラガラと音がしていたので、振り子式のズーム用レンズのステイの折れとCCDのリニア磁石?の脱落を想像。


さっそく分解。
直す必要のないものだと思うと分解も気が楽だ。少々手荒に扱っても平気だし、組み直すことを考ずに済むのであれよあれよという間にバラバラになった。

下記写真の通り、想像していた通りだった。

このカメラの構造的な欠陥なんだろうな。

さて、分解後のカメラをどうするかという永遠の問題だが…。
使い道がないなぁ(苦笑)

2012年2月9日木曜日

欲しいもの(やりたいこと)リスト

毒抜きにウィッシュリストというか、やりたいことリストを作ってみた。
  1. Leica M2が欲しい
  2. PEN S が欲しい2012/04/13入手
  3. やり方が分かったので、もういちどTRIP35を黒塗りする(ついでだからオーバーホールも自分でする)
  4. うろうろとちびちび飲みながらお散歩カメラをしたい。
  5. 自家現像

とにかく撮る

レンズバリアを修復した後、帰宅の為オフィスの外にでる。
なにか撮りたくてしかたない衝動に駆られ月を撮る。月明かりに照らされる雲の反射が微妙に好きだったりする。

レンズバリアがないとレンズに汚れやゴミが付くのではないかとカメラケースから出すのさえおっくうでR4を使って撮影する意欲が低下していた。
写りがどうのと評価できる能力はないのだが、大切な人に買って貰ったカメラ。これからも大事に使って行きたい。


Filename - R0031413.JPG
ImageDescription -
Make - RICOH
Model - Caplio R4
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YCbCrPositioning - Co-Sited
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ComponentsConfiguration - YCbCr
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レンズバリア修復-R4-

昨日、ヤフーオークションで購入していたジャンクなR4が到着した。R4本体はどうでも良いのだが、一応電池を入れてみても反応がない。試しにR4を振ってみると「カラカラ」とカメラの内部で音がする。
手ぶれ補正用の磁石(磁力の反発を利用してCCDを浮かせる為の磁石らしい)が取れたか、ズームレンズの振り子のステーが折れたかという印象を持つ。

それはともかく、肝心のレンズバリアだがこのアッセンブリーを取り外す時に中のバネが外れてしまうような外し方だと面倒なことになる。
慎重に外したが、見事にバラしてしまう。
バリアのシャッター羽を左写真のように組み合わせ、バネを赤矢印のようにセット。この状態で黒いパーツを重ねサンドイッチ状に組む。
問題はこの後。バネの先端が外側に出ているので、これを精密ドライバーなどでサンドされた隙間に押し込み、バネの先端を止め穴にひっかけ固定することになる。
書くと簡単だがやってみると非常に難しい。
それでも2時間ほどかかってなんとか組み上げ、R4本体に装着し、電源ON/OFFで動作確認。最初の組み上げで失敗。下側のまぶたが閉まらないような感じでうまく開閉せず。2度目の挑戦で作業が完了した。所要時間はほぼ3時間。




2012年2月4日土曜日

物欲

先日、カメラの整理(処分)について書いた。

そして新たなカメラが欲しくなる(苦笑)

Olympus PEN(初代)がヤフオクで出品されている。
このカメラの諸元は調べれば分かることだが、このカメラに物欲が煽られるのは

  • 電池不要
  • 目測だがピント合わせが必要
  • 露出設定はマニュアル(絞り・シャッター速度とも)

という電池不要のフルマニュアルなカメラだからだ。失敗は全て撮影者にあるという責任の所在が明確なのが良い。

ハーフカメラなので現像が高く付くんだけど、どうしたものかと悩み中。

--
Penは完全マニュアルなカメラなので人気薄かな?と期待していたが、それはその道を歩む人たちからは人気があるようで、やふおくでも結構な値段になりそうな気配。
古いし動作的に怪しいものの取引にならざるを得ない。自分でやれそうな気がするけど、今はちょっとその気がでてこない。

こうしてPenを調べてみて気づいたのだが、Trip35の評価は低すぎないだろうか?
まぁ、爆発的に売れたので、今でも中古市場で量的にも供給が過剰気味だ。
Trip35は構造的にも簡単、モルトは不要。壊れそうなのはセレンの接触不良、シャッターのネバリくらいで、あとはちゃんと拭いてあげればPenと同じDズイコーレンズが楽しめると思うのだが。