2012年6月18日月曜日

フィルムに迷う

購入したばかりのPEN Sの試写結果を確認した。問題点とあげられるモルトの交換など光漏れ処理も施した。

はたと気がつくとどのフィルムを入れようかと悩んでいる。
メーカーはさして気にならない(メーカーによる発色の違いは分かるけど、僕の場合優先的な問題じゃない)がISOレートで悩む。

36枚撮りフィルムなので、一旦入れると撮りきるには相当の日数がかかる。本来はISO200を入れて一段絞って撮りたいと思っていたのだが、季節的に好天が続くものと思われるし、自分の多くの被写体は風景(現実に自分の望むものとはちょっと違っていて)で背景に空や地面が多いのでシャッタースピードが1/250までしかないPEN Sでは晴天時には露出オーバーとなる可能性がある。

消去的にISO100になるのだが、どうも納得し難い。自分を納得させる要素をあれこれと列挙し説得を試みる。

  • 橋と日高の山々を撮る時によさそう
  • 絞りの変化を楽しめる(特に絞りを開けて撮れる)
  • フィルムの在庫調整(ISO100、200、400の残バランス)

ということでISO100を入れた(笑)

キリっと感-TRIP35-


自分でブラック仕様に上塗りしたTRIP35。 写りは良いと思う。天候に恵まれたおかげでキリっとしているのかもしれないが、このカメラの画像は実にスッキリしていて気持ちが良い。

赤や青の発色に独特なものを感じるのは以前スクエアサイズに改造したもので撮った時に書いたかもしれない。この画像でもそれが感じられる。 もっと街角スナップを撮りたいのだが、自分の行動半径はこうした「風景」が撮りたくなる。

枯れた魅力のPEN S

ヤフーオークションで手に入れたPEN Sの試写。結果が早く見たくて曇天時に闇雲に撮りまくった感がなくはない。

懸念していた光漏れだが、やっぱり漏れている。全てのカットに漏れがあるわけではないが、EES-2より高い確率で漏れが写っている。裏蓋上部にモルト処理をしていないので、そのせいだろう。

ネガを見た全体的な印象としてはEES-2やTRIP35とは違った発色であると感じる。
赤の発色が独特に感じられる。全体的にZorkiにつけているIndustar50に似て、黄ばんだ発色というか枯れた発色という印象だ。

またピント目測距離はかなり難しい。
このカメラは露出の設定と相まって、かなりの上級者向けのカメラということができると思う。

絞り込んで撮ればなんとなるのか。このレンズは初代PENのように解放側(F3.5~5.6)がシャープな特性なのだろうか。
この点が次回の宿題だな。

考えて撮る-EES-2-


先日出していた現像が仕上がって来た。反省会じゃないが、気がついたところを書いておこうと思う。


まずちょっとビックリしたのは「光漏れ」があることだ。前回の時には全く気がつかなかったので衝撃的であった。もともと裏蓋の仕組みがTRIP35と同じだったのでTRIP35での経験上「めったなことでは光漏れはない」と高をくくっていた。
概ね写真の左下部からの漏れが多い感じなんだが、この写りでどのあたりに光漏れがあるのかちょっと分からない。

EES-2やTRIP35で撮る時はISOの設定に注意を払う。
逆光や被写体の色、被写体と背景のバランスなどからISOの設定数値を上げたり、下げたりしている。本来、ネガフィルムなのでそれほど神経質になることもなさそうなんだが、自分の意図(考えや思いつき)を反映させようと、そうしている。まぁ、知ったかフリしていじって遊んでいるレベル(笑)。

オーバーでブロックの色が飛んでしまっている。
当日の天候は明るい曇り。ISOをいじったのかいじっていないのか忘れてしまったが、曇天の露出感(勘じゃなくて)はかなり鈍い。

ゾーンフォーカスは意外に難しいものだ。
カメラの被写界深度を信じて撮ってはいるが、来て欲しいピンがちゃんと来ることというのは滅多にないことは前回の仕上がりやTRIP35を使っていて理解している。
そこでピントダイヤルを若干それっぽく動かす。それはそれでダイアルに距離が書いているワケでもないので「テキトー」な調整と言えない調整をするので、いつも狙い通りとはならない。

今回の仕上がりを見て

  • 露出はオーバー気味が多い
  • ピンが来ていない
  • 無限遠が来ていない

との印象を受ける。多分、カメラを僕が邪魔しているせいかもしれない。

次のフィルムを入れる時には、遮光対策(モルト貼り)、無限遠チェックをしておこう。

2012年6月12日火曜日

隠れ蓑

とある役場に仕事で行った。
今朝の新聞にはカワアイサが出現したという記事が出ていたので、きっと多くのカメラマンが着ているだろうなと思っていたが案の定。

その中には自分の知り合いも二人いていろいろと聞いてみると、昨年より人の数は2/3と少ないようだが、遠方から(駐車場の車のナンバーから)来た人が多いようだとのこと。

それにしても迷彩色のジャケットやキャップで身を包んだカメラマンが多いのには少し驚く。ここは近所の人も訪れる役場の駐車場ワキの公園なので迷彩色はかえって目立つような印象。もっともカワアイサからどのように見えるのかは分からないんだけれどね。

約40人がカワアイサの移動を追いかけて右往左往するカメラマン。
とにかく立派な機材をお持ちのカメラマンが多く、メーカー的にはニコンが多く、次いでキャノン。首から提げているのは80-300mmのズームレンズを装着した一眼レフ。三脚には500-800mmのレンズを付けた一眼レフが鎮座している。
失礼だが年齢的にはお歳をめされた方ばかりだ。

正直、うらやましいぞ。と思わなくもないが、ターゲットが違うので同じ機材は必要としない。


Filename - R0032086.JPG
ImageDescription -
Make - RICOH
Model - Caplio R4
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
DateTime - 2012:06:12 11:30:09
YCbCrPositioning - Co-Sited
Copyright - (C) by Caplio R4 User
ExifOffset - 312
ExposureTime - 1/440 seconds
FNumber - 3.30
ExposureProgram - Normal program
ISOSpeedRatings - 100
ExifVersion - 0221
DateTimeOriginal - 2012:06:12 11:30:09
DateTimeDigitized - 2012:06:12 11:30:09
ComponentsConfiguration - YCbCr
CompressedBitsPerPixel - 2.00 (bits/pixel)
ApertureValue - F 3.25
BrightnessValue - 5.40
ExposureBiasValue - 0.00
MaxApertureValue - F 3.14
MeteringMode - Multi-segment
LightSource - Auto
Flash - Flash not fired, compulsory flash mode
FocalLength - 4.60 mm
UserComment -
FlashPixVersion - 0100
ColorSpace - sRGB
ExifImageWidth - 1280
ExifImageHeight - 960
InteroperabilityOffset - 23100
ExposureMode - Auto
White Balance - Auto
SceneCaptureType - Standard
Sharpness - Normal

Maker Note (Vendor): -

Thumbnail: -
Compression - 6 (JPG)
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
JpegIFOffset - 23477
JpegIFByteCount - 5900

2012年6月11日月曜日

いつまで続く試写レベル

本日、PEN SとXA2で試写したものとEES-2、TRIP35で撮ったものをDPOに出した。

PEN Sでのものは良いのだがXA2の方はシャッターが切れず闇雲に押しまくったもので画像はどうでも良い。あ!DPOに出さないという選択肢もあったな(汗)

カメラを買っても方向性が定まらないままの試写レベルの撮影ばかり。よろしくない。

2012年6月5日火曜日

身の丈ほどもある-菜の花畑-

仕事で移動中に見つけた菜の花畑。
ちょいしゃがんで撮ると身の丈ほどもあるかのような大迫力だった。


Filename - R0032060.JPG
ImageDescription -
Make - RICOH
Model - Caplio R4
Orientation - Top left
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
DateTime - 2012:06:05 15:17:15
YCbCrPositioning - Co-Sited
Copyright - (C) by Caplio R4 User
ExifOffset - 312
ExposureTime - 1/710 seconds
FNumber - 4.80
ExposureProgram - Normal program
ISOSpeedRatings - 100
ExifVersion - 0221
DateTimeOriginal - 2012:06:05 15:17:15
DateTimeDigitized - 2012:06:05 15:17:15
ComponentsConfiguration - YCbCr
CompressedBitsPerPixel - 2.00 (bits/pixel)
ApertureValue - F 4.76
BrightnessValue - 7.70
ExposureBiasValue - 0.30
MaxApertureValue - F 3.14
MeteringMode - Multi-segment
LightSource - Auto
Flash - Flash not fired, compulsory flash mode
FocalLength - 14.00 mm
UserComment -
FlashPixVersion - 0100
ColorSpace - sRGB
ExifImageWidth - 1280
ExifImageHeight - 960
InteroperabilityOffset - 24744
ExposureMode - Auto
White Balance - Auto
SceneCaptureType - Standard
Sharpness - Normal

Maker Note (Vendor): -

Thumbnail: -
Compression - 6 (JPG)
XResolution - 72
YResolution - 72
ResolutionUnit - Inch
JpegIFOffset - 25121
JpegIFByteCount - 6209

貼ってみた-Zorki-

昨日作った型紙から革を切り出し、両面テープで貼ってみた。

型紙通り切り出したハズなのに貼ってみると2mmほど短い。表のネジ穴も微妙に合わなかったが、革は結構伸びる。引っ張って伸ばしながら貼った。

手触り、風合いは良いのだが、革がボトムカバー若干かぶさっているような気がする。
実用上は問題ないと思うが、フィルム交換の時に影響はないだろうか。まだフィルムが装填されているので確認できず。

2012年6月4日月曜日


革という素材は実に良い。
手触りなんともしっくり来る。「やっと自分のものになった感じ」でEES-2の表皮を革に貼り替えたことは書いたが、とても具合が良いのである。

言ってしまえば「肌触り」ではあるが、感触が「なめらかな中にしっとり感がある」。
すっかり気に入ってしまったので、現在Zorki用に型紙を作成中である。今は採寸してCADで描き仮縫いの段階かな。


ところで、以前からそうなのだが、僕のブログには思ったほど写真が多くない。
撮っていないわけではないのだけれど、最近は銀塩がメインになっていて撮影中は画像がない。デジカメでも撮っておけば良いのだが、デジカメを持ち歩くことが多くはない。持っていても自分の集中力は銀塩カメラのシャッターを押してしまえばリセットされてしまうようで、再度デジカメで撮ることを忘れている。
ある程度撮影済みフィルムが溜まるとDPOに出すわけだが、仕上がって返って来たものを見るとブログに掲載するほどの画像がない。
故にこのブログには写真が多くないのだと思う。