2009年5月1日金曜日

そわそわ-ライカへの道-

先日、ゾルキーを発注したことは書いた。
出品者から4/29発送する旨の連絡はあったが、こればっかりは着いてみないと発送してくれているのか分からないな。
なんで、フィルムカメラを危険を冒してまで買ったのか自分の気持ちを整理してみる。

そもそも一番欲しいのはライカⅢaというカメラで、次点としてⅡc、Ⅱdだ。
情けなくも思うが経済的な都合があって希望は希望として残しておき、ライカコピーの「ゾルキー」または「フェド」から購入を考えた。多くのライカコピーがあるなかでゾルキーまたはフェドに絞ったのは付いているレンズの評判が良いからで、希望を叶える手段として後日本物ライカをボディーだけを購入し、レンズをゾルキーまたはフェドのレンズを付けることを考えたからだ。更に個人的な趣味の問題ではあるが、レンズは沈胴式ものが良い(もちろん将来的にはライカのレンズも購入する希望はある)。
じゃぁ、レンズだけ買っておけば...ということもあるが、フィルムカメラの面白さを早く体験したいという欲求もある。
フィルムカメラくらい我が家にも一眼レフ、AFコンパクトカメラがあり、電池を入れて空シャッターを切ったところと動作はするようだ。露出もAEで、そこそこ適正なものがセットされるだろうと思う。「普通に写る」だろうという見込はデジカメと同じであまり面白くない。

そういった経緯があって、沈胴式レンズ(インダスター22)が付いたゾルキー・ゾルキー(という通称ダブルネーム)を発注したワケだ。
こいつが到着したら、まずは素人ながらフィルムを装填せず各所の動作(ファインダーの二重像の状態、目視できる範囲の痛み具合、分解せずに動かせる部分のスムーズさ等)を確認し、フィルムを装填し実写(屋外で距離を定めた目標を撮る)してみようと思っている。
Web上でいろいろと情報を入手したところ、予想される不具合としては、「フィルム巻き上げでフィルムが切れる」「フィルム巻き上げでフィルムに傷が付く(当然プリントに影響する)」「光り漏れ」「ピントが来ない」等があるようだ。これらをチェックして
  1. 「そのまま使う」(分解しないでできる範囲で各部分の簡単な清掃を施す)
  2. 「自分でメンテして使う(分解して、清掃、注油程度のメンテ)」
  3. 「自分でOHして使う(完全にバラし、各パーツの清掃、注油、できそうな補修等)」
を決定しなければならない。もちろん、1,2程度なら良いがそう過大な期待はできないだろうと覚悟はしている。
一番怖いのは「実用できないレベルの商品」であること。なのだが、これを考えると稼働確実な国内の出品者からのものを「もう一台」入手したくなる。

国内の出品者からの出品ならジャンクと書かれていない限り、そこそこ実用可能なレベルだと思われるし、商品の到着も先のゾルキーよりは早いだろう。
入手するカメラに付いているレンズをインダスター22以外の明るいレンズとか沈胴しないタイプのレンズなら将来の本物ライカに向けても無駄になるまい。そう考えてしまう。

そう考えてしまう原因は、僕がどこか焦っている為だと思う。
実際に入手する前からあれこれと妄想をふくらませ、それとともに期待と不安が膨らみ、ある一定のレベルを超えると不安だけが膨張する。今の僕はその不安だけが膨張している状態であり、少々耐えられそうもなく、どこかで保険(国内出品者のものを購入すること)が欲しいのだと思う。
こうした不安もソビエトカメラを入手しようとしている人にとって「カメラを楽しむ範囲」に入っているのだろうと自分を説得している(苦笑)。

ま、カメラはカメラとして、フィルムカメラでの撮影結果をWeb(ブログ)で公開しようとするとスキャナーが必要だ。
スキャナーは既に持っているのだが、残念ながら透過ユニットが無くネガのイメージデータ化ができない。ヤフーオークションで探してみたら透過ユニットが980円で出品されていたので、早速落札した。
先程、この透過ユニットが到着したので、セットアップして手持ちのネガをスキャンしてみようかと思う。
結果は、ここに追記の形で書いてみようかしら。

0 件のコメント: