2011年8月6日土曜日

幕速、フランジバックの調整-Zorki4-

Zorki4で撮影したフィルムがDPEから仕上がって来た。正直、ショックである。
端的に言えば下手くそな写真。単にシャッターを押しただけの画像が量産されている。

Zorkiで撮ったものはピントや露出がZorki4よりも遙かに適正で、モチーフやフレーミングは考慮外とすればほぼ想定通りに仕上がっている。

Zorki4については以前からピント(ボディー側フランジバックの調整)と後幕が速い(なので1/1000で左側に盾状の黒帯ができる)現象があり調整中であった。

調整中であるとはいえ、Zorki-4のスタイリングが好きなので今回36枚撮り5本、都合180ショットものサエない写真を無駄に量産した。

上記写真一枚をもって調整中の事象を証明するのは乱暴であるが、前ピンぎみであることと後幕が速いのではという現象を端的に現れていると思う。

そこで、昨日フランジバックの調整を行った。方法は以前の記事にある通りだが、マウント部を正面から見て左下が何度計測しても28.5mmしかない。目標値は28.8mmだから約0.3mm不足している。他の3カ所の計測は28.9mm±0.1mmなので、左下の数値は異常な状態と言える。
スペーサーを一枚、挟み入れて再度計測し、計測箇所全4箇所について28.8mm±0.1mmの結果が得られた。
あいにく曇天のためレンジファインダーの無限遠の調整を行っていないため、まだフィルムは装填していない。

また後幕が速いことについては、調整ねじで一段緩めた。
あと上記の写真の通り、右上にナナメに黒帯?がある。ネガを確認していないが、ナナメにフィルムがローディングされているのだろうか?



ピンは甘いし、露出も適正なのかちょっと分からないけど、色のコントラストと背景のぼけが綺麗だと思う。
この写真を観ると「可能性」を感じてしまうので、もう少しZorki-4+Jupiter-8で頑張ってみたくなる。


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