2011年8月10日水曜日

人生、そういうもの

TRIP35 1号機。
機能的には赤ベロも出るし問題ないので撮る分には良い感じだ。

ただ外見にちょっとした問題がある。
・軍艦部全面中央部にサビ
・アクセサリーシューにサビ
・巻き戻しノブ周辺(写真ではノブの陰になりみえていない)にアタリによる大きな凹みがある。
・レンズに曇りかカビ(撮影への影響はまだ不明)
ではあるが、スクエア化して既に試写を開始している。

TRIP35を「押すだけカメラ」と思っていたが、実はとんでもないフルマニュアルなカメラであることを実感した。これには本紙記者も思わず昇天!である。

露出の本質は絞りとシャッター速度とフィルム感度の組み合わせであるが、露出に対する理解がなけれ使いこなせないのではと思う。EV8では1/30に落ちるシャッター速度を知らずに手ぶれ写真を量産することになるし、ISOの手動切り替えは露出そのものや露出補正の理解がなければ使えないだろう。
ゾーンフォーカスとは言え、ピントに対する理解さえ求められるカメラなのだ。
画角は40mmで広標準という絶妙なところ。

試写を始めてこのカメラの難しさが分かって来たり、面白さが分かって来たりする。


ところで2号機だが、2号機の筐体は大きなキズはなく、またレンズにも見た目で分かるキズやカビはなかった。ただEEが動作しないだけ。しかし、このTRIP35にとってEEが機能しないことは「脳死」を意味する。
Webで調べてみるとセレンは半永久であり、セレンそのものが壊れるとか劣化はほとんどないとのこと、今は動かなくても直る見込みがあることが分かったので分解整備を決心した。
昨日の昼休みにちょっとバラしてテスターなどを使って症状を調べてみたら、露出計は生きており、セレン発電がなんらかの障害で露出計にうまく来ていないらしいことが分かった。

修理のためにまとまった時間が欲しい。

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