2012年2月24日金曜日

PEN EES-2-到着そして診察-

ヤフオクで買ったPEN EES-2が到着した。
外観はフィルムカウンタのガラスにヒビがあるのと裏蓋部分に元の所有者のお名前がマジックで書かれている以外は綺麗なもので、ファインダーも綺麗。裏蓋を開けてみたらモルトを張り替えたらしくほぼ新品だったりする。

で、肝心の機能を軽くチェックしてみた。

  1. 前玉を観察する限りレンズに傷やカビはなく問題なさそう
  2. 巻き取りは特に違和感なくOKで、シャッターチャージもされる
  3. シャッターも落ちる
  4. AUTOでISOダイヤル、明暗をつけながらシャッターを操作しても絞りに変化がない
  5. 赤ベロもでない
  6. 手動絞り設定でも絞りに変化は見られない
  7. シャッター速度にも変化している様子はない
  8. ネジやその周辺を観察、開腹されている痕跡は見当たらない。

と言ったところだ。フィルムカウンタのヒビは想定外だったけど個人的にはあまり気にならない。
あまり多くは望んでいなかったが、前のTRIP Bよりは少々病状は重い感じ。

さて、現段階での診断結果は

  • 絞りの固着

が最も有力。開けて見ないと分からないが

  • シャッターの固着(ネバリ)
  • 露出計
  • セレン周り

にも問題があるかもしれない。まぁ、シャッターの固着(ネバリ)があるとほぼ完全レストアするしかないことになる。

で、実用レベルで稼働させるための手順としては、

  1. 露出計の確認
    1. 動く
      1. 絞りの固着の疑いが濃厚
    2. 動かない
      1. セレンの確認
        1. 発電ある
          1. 露出計針の固着等による疑いが濃厚
        2. 発電無い
          1. 断線の可能性
            1. 断線箇所の特定、修復
          2. セレンの劣化
            1. 手動絞りで実用化する。
最悪なのは1.2.2.2のセレン劣化だな。TRIP35 Bで「セレンの復活」させた経験がある。それ以来、セレン半永久説を取っている。劣化はないと信じているが、この場合は改造して絞りを手動で設定できるように「PEN EES 改造記」を参考に実施するしかないな。

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