2012年2月10日金曜日

写真は熟成する?

暇つぶしに以前銀塩カメラで撮った写真(フィルムスキャン後の画像)を観ていた。

撮って、ラボに出し、納品になった時はがっかりしていた画像だが、今観ると撮ったときの「思考や工夫」が思い出され、変に懐かしさもあって、どれも傑作になっている。
チョートクさんが写真は「未来に仕掛けるワナ」というようなことを何かで書いていたということはこのブログにも書いた(と思う)けど、それとはちょっと違う意味になるが、時間の経過に比例して「思いが蓄積」されているかのように画像に愛おしささえ感じてしまう。

ピンボケ、カメラ内部の光のいたずら、手ぶれがあったってどれも捨てられない。写真は熟成するものなのだろう。

デジカメは撮った直後に画像を確認できる。確認して気に入らなければその場で「削除」している写真家も多いのではないだろうか。
しかし、先の通り「写真は熟成する」ものならば、どんな写真にも価値がありそうな気がする。

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