2011年4月14日木曜日

リボンがよれていた-Zorki-4リペア-

昨日、参考としたサイトには「引っこ抜け!」という意味のことが書いてあったので、力を入れて引っこ抜いたら抜けた。

一説によるとモルトの劣化でシェルに接着してしまうという話をどこかで見たか聞いたかしたが、こうしてみるとシャッター幕のシミと言い、マウント部分のプレーとのシミと言いなんとなく粘りのある液体がカメラにかかった(カメラ上にこぼした)感じがする。

組み上げ時には綺麗に拭いてあげなければと思うが、まずは本題のシャッター回りを目視で点検する。

予測されたトラブルは、
・先幕か、後幕のいずれかのリボンがヨレている。
・幕の走るレール内のモルトが幕にひっかかる。
と想定される。

ということでカバーを外して見てみると....

写真右側のリボン(後幕の下側)がヨレていることが分かった。レール内のモルトにひっかかる云々よりも、まずはリボンを正常化させるのが先決なので、テンションを緩め(フリーな状態)て、ヨレを取り除きながらテンションを強めリボンを張って行く。

最終的には下記の写真の通りとなったが、左側のリボンのようにキッチリとした状態で巻き付いていない。想像だが貼り付けがやや斜めになっているのではないだろうか?
この調整はかなり微妙で難しいので、一応、現状で馴染ませてみることにした。


経験則的に「馴染ませる」という行為は重要で、こうした古い機械式?カメラはテンションドラム内のスプリングやリボンの伸縮など調整した状態で安定させるには「馴染ませる」時間が必要だと思う。

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