2011年4月4日月曜日

余計なことを!

Zorki-4で36枚撮りを撮り終えた。すぐにフィルムを入れておけばこんなことにならなかったのだろう。

そこそこ動いているものをヘタにいじくり回さない方が良い事は知っている。しかし、人間には「よりよいものを求める」という欲求がある。これはいわゆる向上心ってやつだ(きっと)。

フィルムが入っていないのを良い事に空シャッターを切って遊んでいた。そして、そのとき以前の試写結果で1/1,000の後幕が速かったことを思い出し、後幕のテンションを一段ゆるめようとドライバーを手にする。
一応、各速シャッター幕の動きを目測で点検。1/30の後幕がしまらないことを発見する。1/30の後幕の問題は当初からの問題で「テキトー」にいじくりまわして偶然的に動くようになっていたのだが、どうせならシッカリと動くように調整しようと頑張ったのが運の尽き。

後幕が動かないので、後幕のテンションをあげてやるとなぜか先幕が動かなくなる。なので先幕のテンションをあげてやるとさらに粘る。どんどんテンションはあがるが、一向に1/30のシャッターの動作は回復しない。キリがないので1/30をあきらめて他の速度を調整して「使える状態」を確保しようと他の速度をTV画面を見てみると...

1/1000、1/500が倍ほど速くなり、1/125がやたらと遅い。どういうことだ?!

現在のところZorki-4の幕速は全く信頼性のない状態。それどころか1/1000や1/500で後幕が速すぎて先幕にぶつかり、その反動で先幕が動き始めるような感じすらする。
根拠のない直感だが、テンションに関係なく動作が不安なことからリボンがからまっている(干渉しあっている)のではないかと思う。

一度、バラして様子を確認せねばなるまい。Zorki-4Kをバラした経験はあるが、幕が見えるところまでバラした記憶があるような、ないような...
どうせバラすなら要所要所のグリスアップと注油をしてみたいなぁと思う。

それにしても、そこそこ動いていたものは下手に触らない方が良いというのは機械いじりの鉄則かもしれない。

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