自分としては、露出が不適切(アンダー)との思いのあった写真であったが、特にそのことには触れずに投稿した。
とあるメンバーの方からコメントを頂戴した。
曰く「レンズのくもり」というご指摘だ。本来ならもっとクリアな画像が得られるレンズだというのだ。
「レンズのくもり」の一言で目の鱗が剥がれる思いがした。
確かにJupiter-8で撮った写真の多くは「白濁のスクリーンを通すような」感じがしていた。古いレンズだし、そういうものかもしれないと思っていたのだが、投稿ページを見ると他の投稿写真ではそのような写真はほとんど見られない。きっと電子画像にする際のスキャナー、画像処理の関係でそのようにしているのだろうと思っていた。
自分の写真をつらつら見るにコントラストが強く、明るい画像はそこそこ写っているので、白濁は露出アンダーが原因なのかと疑っていた。
また、その方は露出はオーバー方へは5段でも大丈夫、アンダー方へは2段違うと画像の劣化がハッキリするというようなことを仰っていた。
露出については、最近はiPhoneの露出計による露出値チェックをしているワケだが、自分の山勘露出との開差は2段ある気がついていた。
コントラストの強い、明るいところではそう違わない結果となるが、低コントラストで暗いところでは2段アンダーはアタリマエ。今朝も犬の散歩の時に試してみたらISO200でf4、1/250かなぁと思ったらf5.6、1/30だった。まったくアテにならない(苦笑)。
さて、露出はともかくレンズのくもりが問題だ。
その方はレンズのくもりに加えて
「<前略>低コントラストで軽いフレアがかかったよ うな写真ですが、斜入射光による鏡胴内の乱反射か、クモリ が原因と考えられます。しかし、光源の方向に依存している ように思えないので、私はレンズのクモリが原因だと考えま す。」
と私の質問にご意見をくださった。
つまり、白濁の原因は
- レンズのクモリ
- 斜入射光による鏡胴内の乱反射
いちいち納得できるコメントなんだが、じゃぁどうしようか?と考えるとハッキリ書けばレンズの分解、清掃が望ましいってことだろう。レンズの分解はできても元通りに組み直しを自分でやるにはリスクが大きいし、業者に頼むにしても高額(もう一個買えるくらい)になりそうだ。まぁ、悩んでいてもしかたないので、出来ることを考えると
- レンズの前玉、後玉の表面を拭く
- カメラ内部にフレア対策を施す
- フードを使う
そういえば、Zorkiも全く同じ現象だったけどボディー側にフレア対策を施したら白濁した写真がずいぶん減ったことを思い出した。
ということで、上の二つはすぐに実践した。あとはフードかぁ確か40.5mmだったような気がするけど、どんなフードが良いのか分からんな。取りあえず適当に自作してみるかな?
そういうワケなのでZorki4+Jupiter-8の試写はまだ続く(苦笑)。この結果を見て、ダメならダメもとで分解掃除だな。
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