積雪のある環境で露出が難しくあれこれとISO設定ダイアルをイジリ回しての試写であったがネガフィルムのラチチュードに助けられたのだろう。ざぁと眺めてみたところレンズのカビや汚れ、傷に起因する画像の破綻、ピント及び露出にも破綻がなく、また、モルト劣化による光漏れもないようだ。うまいことレストアできているようだ。
全般的な印象としては、目測でのピント合わせというのは思いの外難しいようで、若干気になる写真も少なくないが、十分に撮ったときの思いが分かる(笑)仕上がりで大変満足している。これはTRIP35にも通じるものだがD.Zuikoの良さはよく分からないけど「キリっ」と写っていて気持ちが良い。
吊り橋なのでワイヤーがあるのだが、そのワイヤーの本数まで数えられるほどの描写だ。ただ若干緩い印象もあるので無限遠を簡易コリメータで確認調整が必要だなと思ったりもする。
これがD.Zuikoの評判の根源なのかもしれない。ハーフでありながら廃れることなくロングセラーを続けられた所以であろう。
茶の間のいつでも手の届く場所に置いてまるの撮影はもちろん、お散歩カメラとしても十分に実践的なカメラだと思う。
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そう思えば思うほどPEN Sが未だに到着しないのが歯がゆい。
飛脚、なにやってんだ!
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