先にもアップした写真ではあるが、とても気に入った一枚になったので書いておく。
使用機材はZorki4+Jupiter8である。この組み合わせ(というかJupiter8)でまだ「お気に入りの一枚」がなかった。どうしても露光がうまく行かないのだ。
レンズが曇っているのでは?という指摘を受けたことは書いたし、最近になってレンズの表面をアルコールで拭く、ボディー内部にウールテープを貼る、レンズのマウント側にあった傷をマジックペンでペイントする。ピントは実際にカメラフィルム側から覗き実用的に調整した。そして、自作のフードを付け、出来る限り絞って撮る。という費用をかけずに対策をほどこしていた。
その成果もあってか、最近やっと発色のコントラストのシッカリした写真が撮れる確率が高くなってきた。
そんなZorki4+Jupiter8の組み合わせでやっと「来た」と感じた一枚が上写真。
手前の砂地、護岸コンクリートと奥側の雑草の緑のコントラストと質感が良い。川向こうの建物との奥行き感が自分の情緒に訴えるものを感じる。特にうねる砂地が作り出す微妙な影を含めた描写がたまらなく好きだ。なんとも心に染みる「奥行き感」だと思う。
僕は、ゾナーをしらないけど、Jupiter8はその系譜にある。きっとこういう空気感を持っているんだろうね。
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