僕のZorkiは1950年代中頃のものと思われる。カメラのシャッタースピードはバルブ~1/500で、レンズのF3.5、50mmのIndustar50はf16までの絞りだ。日中の屋外での撮影が活躍の場となるカメラだろう。露出はサニー16を曖昧記憶でヤマカン決定なのだが、快晴の遠景の場合F22相当の露出を得るためにIndustar50をf16まで絞りきり、シャッター速度を1/200にセットする。ISO200の時はf16で1/500という数字は理解できるが、僕のZorkiに安定的な1/500は期待薄なのだ。そういったことを考えて僕はヤフーオークションを使い、好んでISO100の安いフィルムを10本単位で購入して使っていた。
ところが、Zorki4(既に手放してしまったけど)を入手した時から少しばかり考え方が変わりつつある。Zorki4のシャッター速度はバルブ~1/1,000、つけていたJupiter8はf22まで絞れる。このカメラはどういうワケかピントが甘いのでできるだけ絞って撮影しようとISO200のフィルムを使うようになった。結果は一段絞り込めることで画像にシャープさが増しているように見え、また他の機材(SPやTrip35、EES-2など)への汎用性の面からも具合の良いものに思えた。
まだISO100のフィルムは残っているんだけど、高感度フィルムの利点と自分の使用機材との関係について少し整理して次回のフィルム購入の参考にしたい。
ISO1600、ISO800については面白いけど、シャッタースピードの関係から使える機材がEOSに限定されるし、それを必要とする環境での撮影はそれほど多くない。現にSPに800を入れて結婚式で頑張ってみたが絞り開放付近まで開けていては撮影意図に合わないものになり27枚撮りだったが取り切れなかった。
ISO400は時々使っている。機材も複数が候補となるからEOSかSPに入れておくには良いレートだと思うが、Trip35やEES-2にはシャッター速度(1/250)からちょっと無理かなと思う。
ISO200は先にZorki4で好印象を持っている。再度、振り返って見ると
- SPでの使用で「一段絞って撮れる」(Zorkiでも同様の効果が期待できる。)
- EES-2及びTrip35ではISO設定ダイアルを操作することによって露出補正がし易い(幅が持てる)
があげられる。
次からはISO200だな。
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