2010年8月21日土曜日

増殖と淘汰

およそこの世の全てのものは増殖と淘汰の過程の中にある。カメラもその過程の中にあって、自分の持っているカメラ(銀塩、デジタル、携帯のカメラを含む)にもみごとに当てはまったりする。
自分が手をつけたカメラたちがどのように増殖し、淘汰されていったのだろうか。今、カメラに持つ率直な気持ちを整理して過去を振り返るってのも悪くない。

今、必要があって使ったり、好んで使っているカメラは
  • Zorki(b)
  • Pentax Spotmatic
  • Ricoh R4
  • iPhone4
だろうか、あとは予備的にRicoh GX、SO905iCSが使われる程度。使用頻度が高いのはやはりデジタルカメラだけど、好んで使うのは銀塩カメラだ。

デジタルカメラのよさは即時性ということだろう。携行性に優れ撮る、観るの即時性がある。しかし、機種選定の際にはこの即時性はそれほど重要な要素になっていない。どのメーカーも似たり寄ったりで差が無いというのが現状だろう。
画質的には見劣りがないと思えるのに使わなくなったデジカメの不具合を列挙してみる。
  1. 大きく、重い
  2. 起動が遅い
  3. 保存が遅い
  4. 電池切れが早い
  5. 液晶が観づらい
  6. ストロボがダメ
という感じか。1がダメだとデジタルカメラのよさが出ない。どのくらいまでなら我慢できるかはユーザーによって違うだろう。僕の場合はジーンズの尻ポケットに入いればOKかな。2、3、6はいまどきのデジカメなら心配はない。それ、ここだ!というときに撮れないデジカメはデジカメじゃない。4も前項と同じかな。5のポイントが意外にも重要だ。フレーミング、露出補正などを行うときに液晶が観づらいのは非常に使いづらい。撮る気が失せてしまう。また、即時性に関わる問題ではあるが、撮ったものを観るときにも液晶は見やすいもの(大きさ、明るさ、発色)が良いのは言うまでもない。もちろん、撮るときのリアルビューの状態(明るさ、発色)と撮ったあとのプレビューの印象が大きく変わってしまうものは問題だ。

そうだとすると、
  1. 撮った画像の画質(発色等)が自分の好みに合致
  2. 液晶が視認性がよく、画像再現性の良い観やすいもの
  3. 撮るシチュエーションにあった画角が得られ
  4. 携行に問題ない重量、大きさ
がユーザーにとって良いカメラということなる。この条件が全て揃えば「買い」だろう。1、2は妥協してはダメなポイントで、3、4はある程度妥協しても問題はないだろう。

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