2010年4月28日水曜日

ライカに触ってわかったふりをしてみると

ライカに触れて一番感じる魅力は「シャッター」に係るもろもろではないだろうか。

撮影の手順って
  1. フィルムを巻き上げ
  2. 絞り、シャッター速度をセット
  3. 軽くレリーズボタンに人差し指を乗せながら
  4. ファインダーを覗き、ピントを合わせ
  5. レリーズボタンを押す
  6. シャッターが切れる音とともシャッターが切れる。
ざっとこんな手順なんだろうが、ライカの魅力は上記の3、5、6に顕著に感じる。下賎な表現をすればエロイのだ。
3、のレリーズボタンの肌触りというか微妙な弾力は半シャッターをしてみると分かる。
5、のライカの感度というか応答速度は「軽やか」というか「敏感」というか
6、のシャッター音はかなり特徴がある。僕のはシャッ!と聞こえる。そして微かな振動があるのだが、その振動はライカをホールドする手から脳天までをも共鳴させる。

このそれぞれはまさに「一瞬のエクスタシー」であるのだが、このエクスタシーを求め続けるのがライカウイルス感染者ということだろう。
とにかくシャッターを切りたいのだ。

シャッターを切る行為は「空シャッター」か「撮る」しかない。
前者は、ライカにフィルムも入れずひたすら空シャッターを切るというほぼ自慰的行為に没頭する。
後者はライカ片手に旅にでる。通常は「お散歩カメラ」でそれは実現される。

それほど魅力的なシャッターであることは1日触れれば分かってしまう。

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