前にも書いたが僕がフィルカメラにハマったのは「カメラに訊け!」(田中長徳著)を読んでからだ。特にソビエトカメラ(ロシアカメラ)をヤフーオークションで漁ったのもこの本に影響が大きい。
フィルムカメラを使うならばソビエトカメラ(もちろんレンズも)はコストパフォーマンス的に相当優れていると思う。
確かにロシア(ソビエト)からの買い付けになると思い切りハズレを掴む可能性があるし、かと言って国内の信頼できる業者から買うとなると、ちょっとそれはどうよ?と思うくらいに高値のものもある。
最近、ヤフーオークションを見てて思うのは、以前のようにソビエトカメラが賑わっている様子はなく、また、たまに出品があってもそれほど高く取引されていない。
これは多分、ソビエトカメラのブームが去ったというよりも、フィルムカメラの人気(ブーム)が一段落したというのが僕の感想だ。
僕は良いデジカメ(良いデジカメってなんだ?)を持っていないので大声ではいえないのだが、僕の持っているデジカメの写真とフィルムカメラの写真を比べるとフィルムカメラの方が描画力は上のような気がする。
もちろんフィルムカメラはできあがって見なければその写真が分からず、僕の場合24枚撮り1本撮っても良く撮れたと思うのは1枚程度。なかには全部露出に失敗、満足できる写真が一枚もない。ということもある。この点、デジカメの量産性と即時性には全然かなわない。
ただ、遊びは思うようにならない方がいろいろと面白い。
自分で露出を決定して(セノガイドCなんかも使うし、サニー16の法則も使う)撮影しても、カメラ(僕の場合はソビエトカメラ)の精度というかクセのようなものが分かっていないと思ったような写真にならないみたい。
僕の場合1/24の確率だから、まだまだ機材を手中に治めたとは言えない。カメラやレンズを使って自分の眼でみるように写真が撮れるまではまだまだ修行が足りない。
こういうことをジックリと手に入れて(身につけて)いくのは面白いと思うのだが。
で、チョートクさんは現在「ペンの本」なるもの9月の出版に向けて執筆中なのだが、そんな本書くよりも例の口調(筆調)でフィルムカメラへの思い入れタップリな本を書けばいいのにと思うのは僕だけではないだろう。
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