素振りの正しい作法は分からないが、カメラによって実際の素振りのしかたは違う。
コンデジとデジイチとでは違うし、携帯電話のカメラ機能とiPhoneのカメラ機能とでもハードのホールディングからシャッター押下までのプロセスが違う。銀塩カメラでもオートワインダー機能のある無しでもその方法は違う。
多くの場合、素振りはハードウエアに慣れ親しむ、あるいはハードウエアの習熟の為の儀式のようなもの。素振りというスポ根的言語とは似合わない「ゆるーい」印象だ。
スポ根的に素振りとしては、1/30はもちろん1/8程度は手持ちでブレない実感が養われるように、カメラのホールディング、呼吸、シャッターボタン押下を実際に行うことだろう。
クラシカルな銀塩カメラは持ち重りがするので腕立てを10回こなした直後にカメラ素振りを3回。これを1セットに毎日就寝前に5セットすると途端にスポ根チックになる。
ゆるい素振りはしても、スポ根素振りはしたことはない。でも、撮ることが生活の一部になると素振りによるトレーニングが必要だというのも分からなくもない。最近のデジカメは「手ぶれ防止」だが、トレーニングなしにはタフな環境で違いがハッキリとでるに違いない。
もちろん、写真家の心は慰める愛でる素振りは重要ではある。
0 件のコメント:
コメントを投稿