いや、そういうカメラは確かに良いカメラに違いないのだろうけどカメラにはカメラのクセやカメラの事情ってものもある(笑)し、どんなシチュエーションでも「それなりに写る」ってのは案外難しいものなのかも知れない。
今使っているSO905iCSはそこそこに写るが、クセを理解しているか?というとそれほど長いつきあいでもなし、いつもぼーっとしているせいか特に撮りたいものが出てこない。
多分、撮りたいと切望するものがないので撮った後で「これはうまく撮れた」とか、うまく撮れなかったのはナゼだ?とか考えないのだろう。
従前使用していたNikon P5000には「マニュアルモード」があって、なんとなく「絞り」や「シャッタースピード」をいじって遊んでいた程度のことしかしていなかったが、マニュアルモードで撮影すると失敗の原因が明確になるので、それはそれでおもしろかった。
ただ、そもそも絞りやシャッタースピード、ISO設定等についての知識が定着しているワケではないので、いざというときに使えるノウハウとは言い難かった。
そういうこともあって僕の場合は「そこそこ写る」デジカメで良いかな?と思った。
たまたま携帯電話の料金プランのバリュープランというやつに乗り換えしたかったので携帯電話の機種変更の時、カメラ機能の充実した携帯電話に機種変すれば「一石二鳥」だろうと機種を検討した結果、件のSO905iCSを購入するに至ったというのが顛末だ。
で、件のSO905iCSだがカメラとしての性質は「デジカメ」と「携帯電話のカメラ」の中間の位置づけではないし、「デジカメ寄り」でもないと思う。
中間よりは若干「携帯電話のカメラ」寄りではないか?というのが素直な感想だ。なぜかというと
電話機能が優先の為、あるいは携帯電話としての物理的サイズの為、カメラ機能は二の次という基本設計がつきまとう。
- 電池容量(電話としての容量の範囲でカメラを使う)。
- ストロボ機能(大きなストロボは組み込めない)。
- レンズの大きさの制約。
- ズーム機能(メカニカルな部分)への制約。
- 操作性の制約(カメラ専用の操作ボタン等の配置が難しい)
こうした制約の中で、SO905iCSは「+Jog(ダイアル)」やテンキーボタンにカメラ機能の操作ボタンを割当ながら良くまとまったカメラだと思う。
僕が若干「携帯電話のカメラ」寄りと評価したのは結局のところサイバーショットの名を冠するなら、せめて「絞り優先モード」のマニュアル操作くらいは可能にして欲しかったと思うからである。
Webでいろいろと調べてみると、露出補正はともかく、ズームやシーンセレクト、ホワイトバランス、測光モードの使いこなしでかなり手の込んだ写真が撮れているようだ。
こうした今ある機能の組み合わせの工夫によって写真を撮影するということは僕のような素人には非常に難しいのだが、撮影の度にズームを使ったり、シーンセレクト等を切り替えたりしながら撮影してみようと思う。
しかし、それはそう簡単なことではないだろうなぁ...
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