2009年7月1日水曜日

恨み節

ZorkiとZorki-4Kを買ったことは既に書いた。ことのキッカケはチョートクこと田中長徳先生の著書を2冊読んだ事による。

基本はLeicaを指しているのだが、要はクラシック(電子部品の使っていない機械仕掛けの)な銀塩カメラの薦めに落ちたワケだ。

Zorkiは値段も安いし壊れても惜しくない。ってことで、両方のZorkiをバラしてシャッター幕のリボン再生やトッププレートをハズしての無限遠調整なんてのもやってしまった。
何れも楽しい作業だった。

Zorki写真は撮っていないのか?と聞かれると返答に困るんだけど、シャッター幕の具合を見るのにTV画面の撮影はしてあるし、フィルムの残った部分はそれなりのスナップを撮ってある。
撮ってはあるが、まだDPEに出していないのだ。理由は経済的な事情である(苦笑)。

銀塩カメラを手に入れたのは5月の中旬だから、ほぼ1ヶ月半の間写真そのものではなくカメラ(ハードウエア)にたっぷりと遊ばせてもらった。
やりたいことを実行する前にWebで調べたり、掲示板に質問を出したり...
分解をするときのドキドキ感、なんとか組み上げた時の安堵と達成感。そして、ちょっと失敗したことを思い出して、やり直しを決意したりと本当に面白かった。

チョートク先生は、こういう楽しみ方もあるよとは書いていない。自分で勝手にしたことではあるが、やはりこれだけハマってしまったのはチョートク先生の著書による影響だってことは事実だ。

DPEで金はかかるし、Leicaの入手に向けての貯金も額が額だけにちょっと重荷だったりする。
こうした経済的な負担もチョッピリ楽しみではあるが、デジカメの時には無かった負担なので、やはり愚痴というか恨み節というか、そういうものの一つや二つは出てきて当たり前だろう。
「かーーー、まいったよ。思ったより金がかかるんだモノの」と
それでも、さらなる投資のために貯蓄まで始めているのだから僕にその(どの?)素質があったのだろうな(大笑)。

笑い話は笑い話なんだけど、実は僕の体調は良くない。関節リウマチになってしまった。
リウマチそのものについては書かないけど、Zorkiの重量がリウマチで痛む手首にズッシリくるし、リウマチで腫れた指関節でシャッターを切る(もちろん、フィルムの巻き上げなんかもそうだ)なんてのは決死の覚悟が必要だったりする。
まぁ、そういうことよりも関節リウマチの治療には少々どころか膨大な経済的な負担がかかるので、Leicaの入手は相当遅れそうだ。

ということはZorkiにもっと遊んでもらうしかないな。今度は写真で遊んでもらおう。

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