今日、ふと「レンズの良さ」ってなんだろうか?と考え込んでしまった。言い換えれば「良いレンズってなんだ?」だし、「ライカのレンズって良いのか?」という素朴な疑問。
「夕暮れ時は難しい」でZorki(b)で撮影した時にFX1でも同じ被写体を撮影していたので写りの違いについて考察してみようかと思った次第。
レンズの良さって?と疑問を持っておきながらやってることは、まるで比較にならないことを比較しようとしている(笑)。左写真は焼き付けせず現像時に補正無し画像ファイル化したもの。右写真は「夕暮れ時は難しい」の冒頭の写真の右側半分をトリミングで取り出したもの。
Zorki(b) INDUSTAR-50(リトカリノ) | DMC-FX1 El MARIT(Lieca) |
一見して左はややオーバーで、右がほぼ適正(+0.66の補正はしている)の露出となっていると思う。
自分のイメージとしては、「陽の傾きの気配のある青空」と「赤褐色の暗い煉瓦建物」とのコントラストの妙のようなものを表現したかった。
こうしたイメージから言うとFX1の写真の方が幾分意図を反映した写真のように思う。
ところが、拡大して観る(画像をダブルクリックで拡大される)と左の建物の煉瓦一枚一枚が繊細で、陽の当たっている煉瓦は黄色みが帯び煉瓦質感が見事なことに驚く。この点、右側はテキトーに写っているだけのようだ。
さて、果たしてこの2枚のうち「良い写真」はどちらなのだろうか。
撮影者のイメージに近い画像である右側が良い写真なんだろうと思う。
もし、僕自身、撮影者の意図を忘れて判定するならば左の写真だろう(ただ、こちらの写真は撮影者の意図と空の色や煉瓦の暗さが違うので、撮影者としてはどうしても左の写真に軍配を上げるわけにはいかないのである)。
じゃぁ、どちらが良いカメラであり、良いレンズと言えるだろうか。
どちらのカメラを使うにせよ、僕の技術や知識は未熟であり現時点においては判定不能だ。今回の写真も「カメラ(レンズ)が撮ってくれたもの」だ。(まぁ幾分FX1の方が自分の意図を反映させられる。)
--追記
別のPCでこの写真を観た。
色が違って見える。そういや、キャリブレーションなんてしたことないしなぁ(笑)。
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