一見靄がかかっているというか、霞がかかっているというとにかくビシッしたコントラスのない写真になってしまっている。
レンズはZorkiについていたものなので使い続けているワケだが、このような写真になるのは今回がはじめてではない。
24枚撮りのうち少しはましなのは2枚程度なので、当初は露出の問題かと思っていた。フィルムカメラなんて始めたばかりだし、露出がわかっていないという事実があったからだ。
露出の設定が上達?するにつれ、ほぼ同時期に手に入れたJupiter-8だとかなり満足の行く写真が撮れるようになり、Industar-50との違いが「どうも露出じゃない」と思うようになって来た。
そこで知り合いの写真に詳しい人にこの画像を送り原因について意見を聞いたところ「露出というより、光が漏れているような...」と感想をもらった。
僕は光漏れはJupiter-8での利用状況から考えて無いと思う。
いずれにしても「光のいたずら」ではあることは間違いなさそう。思いつくのは「フレア」だった。
問題はフレアって、こんな均等に写真に影響するようなものなのだろうか。と他の写真を見てみるとてっきりシャッター幕のせいかと思っていた「光のいたずら」が何枚もあった。よくよく考えてみたら、こういう光のいたずらのある写真になるのはIndustar-50を使った時だけ。
とりあえず、良くわかっていないが、光のいたずらの原因はIndustar-50にあって、それはフレアと推測する。
Industar-50というか沈胴式ソビエトレンズのフレア対策をググってみた。
フレアの作例が多くないのだが、ちょっと見た感じ自分のとは違う現象。ただ、光のいたずらであるから一律に同じ現象にもならないだろうなぁと自分を納得させていた。
で、対策としては「内面反射」を防止するウールテープを貼ることのようだ。ところが、このウールテープだが、インターネット通販で買おうとすると必要以上の量になり、しかも高い。品物としては、厚さ0.5~1mm程度のウールシートの裏に糊がついていて貼れるというものだ。
なんとなく手芸用品店にありそうな気がしたので会社のねーさんにこういうものはないだろうかと聞いてみた。
「それってフェルトじゃダメなの?」
まぁ、言えば胴鏡内の乱反射を防止するのが目的だから、100%ウールじゃない場合でも化繊でギラつかなければ使えるような気がした。
で、それを調達してきてもらう。
ま、とにかく試し撮りだ!
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